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仁川市(インチョンシ、인천시)は韓国の北西部に位置する地域。本ページでは仁川市の料理、特産品について解説する。
地域概要
仁川市(インチョンシ、인천시)は韓国の北西部に位置する広域市(韓国に6ヶ所ある上級地方自治体)。正式には仁川広域市(インチョンクァンヨクシ、인천광역시)と呼ぶ。北部は北朝鮮との軍事分界線に面し、東部と南部は京畿道と、東部の一部はソウル市と接する。西部は西海岸に面しており、数多くの島嶼を有する。韓国で5番目の面積を誇る江華島(カンファド、강화도)をはじめ、仁川国際空港のある永宗島(ヨンジョンド、영종도)、韓国の最西端に位置する白翎島(ペンニョンド、백령도)といった島がある(北朝鮮を含む場合は平安北道薪島郡の馬鞍島が最西端である)。人口は295万2476人(2018年4月)で、韓国の市としてはソウル市、釜山市に次いで3番目に多い[1]。主要な観光地としては、仁川駅前に韓国最大の中華街があり、またそれに隣接して日本の租界跡も残る。前述の江華島は歴史的な魅力に富む観光地でもあり、ユネスコの世界文化遺産にも指定された支石墓群や、神話上の始祖である檀君が天に祭祀を行った摩尼山(마니산)、高句麗時代の381年に創建されたとされる伝燈寺(전등사)などがある(「江華郡の料理」の項目も参照)。ソウルからのアクセスは、地下鉄1号線が仁川駅まで結ばれているほか、仁川市内を走る仁川都市鉄道1号線、2号線に、ソウルの地下鉄1号線や空港鉄道などが接続している。仁川国際空港までは空港鉄道のほか、リムジンバスが市内各地から往復している。江華島の市外バスターミナル「江華旅客自動車ターミナル」までは、ソウル(新村、弘大入口などの各バス停)から広域バスで約2時間の距離。
江華郡の料理
江華郡(カンファグン、강화군)は、仁川市の北部に位置する地域。江華郡の料理、特産品については「江華郡の料理」で扱う。
甕津郡の料理
甕津郡(オンジングン、옹진군)は、仁川市の北東部に位置する地域。甕津郡の料理、特産品については「甕津郡の料理」で扱う。
食文化の背景
現在の仁川市にはソウル市の玄関口となる仁川国際空港や、釜山港に次いで韓国2位の規模を誇る仁川港があり、貿易や交通の拠点となる港湾都市として栄えている。しかし、その歴史は意外に浅く、1876年に締結された日朝修好条規を背景として、1883年に仁川港が開港したことに端を発する。それまでの仁川港は済物浦(チェムルポ、제물포)という小さな漁村であったが、開港によって日本や中国の租界が置かれ、多くの外国人が住むようになって大きく発展した。現在も仁川駅前には韓国最大の中華街が広がっており、チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)や、チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)など、コリアナイズされた中国料理の本場として知られる。また、中華街の裏手には開港以降、外国人に向けて新鮮な野菜などを販売した新浦市場(シンポシジャン、신포시장)があり、マンドゥ(餃子/만두)、チンパン(あんまん/찐빵)、コンガルパン(中国式の大きなパン/공갈빵)といった中国由来の料理を現在も名物としている。一方で仁川市は港町としての魚介料理も豊富であり、旬のワタリガニを用いたカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け/간장게장)や、コッケタン(ワタリガニ鍋/꽃게탕)、かつては「ムルトムボンイ(水に捨てる魚、물텀벙이)」と呼ばれていたアンコウを巧みに利用して作るアグタン(アンコウ鍋/아구탕)や、アグチム(アンコウの蒸し煮/아구찜)、青魚のツマリエツを刺身にしたペンデンイフェ(ツマリエツの刺身、밴댕이회)富平区富平洞(プピョング プピョンドン、부평구 부평동)に専門店の集まるヘムルタン(海鮮鍋/해물탕)などが有名である。このほか、仁川市はチョルミョン(生野菜入りの和え麺/쫄면)や、ケランパン(目玉焼き入り今川焼き/계란빵)の発祥地としても知られる。
代表的な料理
チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/자장면)
チャジャンミョンは、韓国式のジャージャー麺。19世紀末頃に中国の山東省から仁川市へと伝わって全国に広まったとされる。詳細はチャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)の項目を参照。
その他の中華料理
- 新浦国際市場の中華料理
- 19世紀末になって外国人が増えると、現在の中区新浦洞(チュング シンポドン、중구 신포동)一帯には中国人らが栽培する高級野菜の販売店が増えた。これが新浦国際市場(シンポクッチェシジャン、신포국제시장)の前身となり、現在も市場内にはマンドゥ(餃子/만두)、コンガルパン(中国式の大きなパン/공갈빵)、イェンナルホットク(昔風ホットク/옛날호떡)といった中国由来の料理を販売する店が多数ある。
- ホンドゥビョン
- ホンドゥビョン(홍두변)、は今川焼き。漢字で「紅豆餅」と書き、台湾における今川焼きの名称を韓国語読みしている。中区北城洞(チュング プクソンドン、중구 북성동)のチャイナタウンで屋台料理として販売されており、あんこだけでなく、クリームチーズ、ダークチョコ、マンゴーといった味のバリエーションがある。2014年10月に販売を始めたところ、短期間で人気を集めてチャイナタウンの新名物となった。だが同店の社長によると、もともとは単に日本の今川焼きを韓国に持ち込む計画であったが、たまたまチャイナタウンで希望通りの物件があったため中国風の名前にしたという[2]。
ムルトムボンイタン(アンコウ鍋/물텀벙이탕)
ムルトムボンイタンは、アンコウ鍋。ムルトムボンイはアンコウ(아귀)の別称。タンは漢字で「湯」と書いて鍋料理の意(「アグタン(アンコウ鍋/아구탕)」の項目も参照)。ムルトムボンイとは仁川市の方言で、直訳すると「水にドボンする魚」という意味になり、かつてはとれても捨てられていたことに由来する。韓国でアンコウが食用として利用され始めたのは1960年代であり、この時期に仁川市では鍋料理などにする調理法が普及していった。彌鄒忽区龍峴洞(ミチュホルグ ヨンヒョンドン、미추홀구 용현동)に専門店が集まっており、一帯は「龍峴洞ムルトムボンイ通り」(용현동 물텀벙이거리)と呼ばれる。
チョルミョン(生野菜入りの和え麺/쫄면)
チョルミョンは、シコシコとしたでんぷん麺を用いる生野菜との和え麺。仁川市を発祥とする。詳細はチョルミョン(生野菜入りの和え麺/쫄면)の項目を参照。
- チョルミョンの誕生
- 1970年代初め、中区京洞(チュング キョンドン、중구 경동)の製麺工場「クァンシン製麺(광신제면)」でネンミョン(冷麺/냉면)用の麺を製造していたところ、麺を押し出す穴のサイズを間違えて、普段よりも太い麺ができてしまった。捨てるのはもったいないので近隣の粉食店に持ち込み、使ってもらうことにしたところ、その麺で作った料理が意外な評判を得た。冷麺よりもシコシコと食感がよいことから、チョルミョンと名付けられ、これが周囲にも広まって現在は仁川市の郷土料理となった。
ペンデンイフェ(ツマリエツの刺身/밴댕이회)
ペンデンイフェ(밴댕이회)は、ツマリエツの刺身。ペンデンイ(밴댕이)はツマリエツの仁川市における方言。標準語ではパンジ(반지)と呼ぶ。フェ(회)は刺身の意(「センソンフェ(刺身/생선회)」の項目も参照)。ツマリエツはカタクチイワシ科の魚で、春から夏にかけて旬を迎える。仁川市では5月頃を最盛期として春から夏にかけてを旬とするが、近年は需要の高まりもあって、南部で漁獲されたものが急速冷蔵の状態で2月頃から出回る。刺身としてワサビ醤油やチョコチュジャン(唐辛子酢味噌、초고추장)などで味わうほか、生野菜とともに薬味ダレで和えて食べることも多い。これをペンデンイフェムチム(밴댕이회무침)とも呼び、ムチム(무침)とは和え物を指す。和え物にしたものをごはんに載せてどんぶりとして味わうこともある。ツマリエツは刺身にするほか、焼き魚としても人気があり、これをペンデンイグイ(밴댕이구이)と呼ぶ。グイ(=クイ、구이)は焼き物の意。仁川市内の刺身店や、魚介料理店、市場などで食べることができる。市内の中区港洞(チュング ハンドン、중구 항동)の沿岸埠頭(ヨナンブドゥ、연안부두)には刺身店の集まる「ペンデンイフェムチム通り(밴댕이회무침거리)」があり、同じく中区北城洞(チュング プクソンドン、중구 북성동)には「チャイナタウン ペンデンイフェ通り(차이나타운 밴댕이회거리)」がある。
- 標準語でのペンデンイ
- ペンデンイという魚は本来、日本語でサッパ(ママカリ)を表す。仁川市におけるペンデンイとは方言であり、標準語でパンジと呼ばれるツマリエツのことをペンデンイと称している。韓国でもこの呼び名は誤解が多く、標準語でのペンデンイ(サッパ)はティポリ(디포리、뒤포리)という俗称でダシ用の干物として使われるため、その魚と同一であるとしばしば混同される。
- 全羅南道のソンオ
- 全羅南道の[木浦市の料理|木浦市]]や新安郡一帯ではツマリエツのことをソンオ(송어)と呼んで刺身、焼き魚、塩辛などにする。標準語でソンオ(송어)は川魚のマスを指すため、こちらも混同や誤解が多い。また、同じ魚を仁川市ではペンデンイと呼ぶことから、本来のペンデンイであるサッパと混同されることも多い。
パジラッカルグクス(アサリウドン/바지락칼국수)
パジラッカルグクス(바지락칼국수)は、アサリ入り手打ちうどん(「パジラッカルグクス(アサリ入り手打ちうどん/바지락칼국수)」の項目も参照)。仁川国際空港のある永宗島(ヨンジョンド、영종도)の西側には古くからの海水浴場があり、空港から車で10分ほどの距離にパジラッカルグクスや、チョゲグイ(貝焼き/조개구이)などの専門店が集まる。パジラッカルグクスは巨大などんぶりで出てくるボリュームたっぷりのもので、アサリのみならず、ホタテ、ムール貝、干しダラ、エビなども入る。
セスッテヤネンミョン(洗面器冷麺/세숫대야냉면)
セスッテヤネンミョン(세숫대야냉면)は、洗面器冷麺。セスッテヤ(세숫대야)が洗面器を意味し、ネンミョンは冷麺を意味する(「ネンミョン(冷麺/냉면)」の項目も参照)。洗面器サイズの器に盛り付けられた巨大サイズの冷麺を指し、東区花平洞(トング ファピョンドン、중구 화평동)に専門店が集まっている。この地域に冷麺店が増え始めたのは1970年代で、周辺の工場で働く人たちが頻繁に麺の追加を求めたことから、徐々に麺のボリュームが増えていった[3]。
サムチグイ(サワラの焼き魚/삼치구이)
サムチグイ(삼치구이)は、サワラの焼き魚。サムチ(삼치)はサワラ、グイ(=クイ、구이)は焼き物を表す(「サムチグイ(サワラの焼き魚/삼치구이)」の項目も参照)。東仁川駅近くの中区銭洞(チュング チョンドン、중구 전동)に専門店が集まっており、一帯は「東仁川サワラ通り」(トンインチョン サムチゴリ、동인천 삼치거리)と呼ばれる。通りの歴史は1968年に元祖店とされる「イナエチプ」(인하의집)が開店したことに始まり、店によれば「当時の仁川港にはニュージーランド産のサワラが大量に水揚げされており、それに目をつけた創業初代がたっぷりの油で揚げるように焼き、特製のコチュジャンダレ、醤油ダレを添えて提供したところ、身の大きな魚なのでボリュームがあったことから学生を中心に圧倒的な人気を集めた」という(八田靖史の取材記録より、2009年11月24日)。この人気が周囲にも波及して類似の専門店が増え、2002年には中区よりサワラ通りとして指定を受けるに至った。地元醸造場が造るマッコリと合わせるのが定番である。
キョンヤンシク(軽洋食/경양식)
キョンヤンシク(경양식)は、韓国式の洋食。キョンヤンシクは漢字で「軽洋食」と書き、本格的な西洋料理よりも手軽に作って味わえるものを指す。代表的なメニューとしてはトンカス(トンカツ/돈가스)、オムライス(オムライス/오므라이스)、ハイライス(ハヤシライス/하이라이스)、ハンバーグステーキ(햄버그 스테이크)などがある。韓国では1970~80年代に流行し、町中に軽洋食を専門とするレストランが増えた。ところが1990年代になるとファミリーレストランやファストフード店の増加により、キョンヤンシクの専門店は次第に数を減らしている。仁川においてはこうしたキョンヤンシクの老舗が残っており、「灯台軽洋食(등대경양식)」、「国際軽洋食(국제경양식)」、「シーサイド(씨사이드)」、「イングランド王トンカツ(잉글랜드왕돈까스)」といった有名店を指して仁川4大軽洋食と呼んだりもする。なお、韓国における洋食の歴史は、1888年に仁川で創業した初めての西洋式ホテル「大仏ホテル(대불호텔)」に始まるとの背景もある。
チュオタン(ドジョウ汁/추어탕)
チュオタン(추어탕)は、ドジョウ汁。チュオ(추어)は漢字で「鰍魚」と書いてドジョウ。タン(탕)は漢字で「湯」と書いてスープの意(「チュオタン(ドジョウ汁/추어탕)」の項目も参照)。市南東部の南洞区雲宴洞(ナムドング ウニョンドン、남동구 운연동)に10数軒の専門店が集まっており、一帯は地域の別称である(ヨルラクコル、연락골)から、「宴楽コル チュオマウル」(宴楽コルドジョウ村、연락골 추어마을)と呼ばれる。この地域のチュオタンは、客席にて煮込みながら食べる鍋料理の形式で、すりつぶしたドジョウのほか、ジャガイモ、素麺(국수)、すいとん(수제비)などが入ってボリュームがある。この調理法については、江原道原州市式のチュオタンとの類似性がまま指摘される[4]。「宴楽コル チュオマウル」は2006年に南洞区より「特色飲食通り」(특색음식거리)として指定された[5]。
ヘムルタン(海鮮鍋/해물탕)
ヘムルタン(해물탕)、海鮮鍋。ヘムル(해물)は漢字で「海物」と書いて魚を除いた海産物のこと。タン(탕)は鍋料理を表す(「ヘムルタン(海鮮鍋/해물탕)」の項目も参照)。市東部の富平区富平洞(プピョング プピョンドン、부평구 부평동)に「富平ヘムルタン通り」(プピョンヘムルタンゴリ、부평해물탕거리)と呼ばれる一角があり、ロータリーから伸びる250mほどの通りに10数軒の専門店が集まっている。この地域にヘムルタンの店ができ始めたのは1980年代初頭であり、港町である仁川の新鮮な魚介をふんだんに用いた名物として人気を集めた。店名として「東海ヘムルタン(동해해물탕)」「西海ヘムルタン(서해해물탕)」「南海ヘムルタン(남해해물탕)」という三方の海が揃っていることがしばしば話題にのぼる。
タガルタン(鶏の内臓鍋/닭알탕)
タガルタン(닭알탕)、は鶏の内臓鍋。タガル(닭알)は「鶏の卵」、タン(탕)は鍋料理を表す。ただし、卵といっても雌鶏の体内にある成長過程のもの(日本では俗にきんかんと呼ぶ)を指し、周辺の卵巣や卵管なども含めて主材料とする。これらとともに春菊やエゴマの葉などの野菜を加え、粉唐辛子やニンニク、薬味ダレなどでピリ辛に仕上げる。東区松林洞(トング ソンニムドン、동구 송림동)の現代市場(ヒョンデシジャン、현대시장)近くに専門店通りがあり、1970年代頃から専門店が増えていったとされる。もともとは安価で栄養価のある労働者向けの料理として人気を集めた。
- アルタンとの区別
- タガルタンの「鶏(닭)」を省略し、単に「アルタン(卵の鍋、알탕)」と呼ぶこともある。ただし、同名称は一般的にスケトウダラの卵で作るアルタン(スケトウダラの卵入り鍋/알탕)を指すことから、両者を区別するために「タガルタン(鶏の卵の鍋)」「センソンアルタン(魚の卵の鍋)」と呼び分けることもある。
仁川のB級グルメ
- ケランパン
ケランパン(계란빵)は、目玉焼き入り今川焼き。ケラン(계란)は漢字で「鶏卵」と書いて卵のこと。パン(빵)はパンや焼き菓子などの総称(「ケランパン(目玉焼き入り今川焼き/계란빵)」の項目も参照)。全国的に親しまれる屋台料理であるが、彌鄒忽区龍峴洞(ミチュホルグ ヨンヒョンドン、미추홀구 용현동)の「元祖トンケラン栄養パン(원조통계란영양빵)」が1982年に開発したとされる。同店の夫婦はもともとオバントク(今川焼き、오방떡)を販売していたが、あんこの味がもうひとつで自分たちが食べても美味しいと思えなかった。そこで当時はまだ贅沢品であった卵をかわりに加えてみると、近隣にある仁荷大学の学生らに受けてヒットをした[6]。発売当初の販売価格は100ウォンであり、おおよそ市販のラーメン1袋と同じぐらいの値段であった。学生のおやつとしてはやや高級な部類ではあったが、多いときで1日に1000個売れる日もあったという。
仁川の市場グルメ
- 新浦市場
- タッカンジョン(鶏の蜜揚げ/닭강정)新浦洞
- 新起市場
- 現代市場
仁川国際空港のグルメ
代表的な特産品
ワタリガニ(꽃게)
- カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け/간장게장)東春洞
- コッケタン(ワタリガニの鍋/꽃게탕)玉蓮洞
代表的な酒類・飲料
老舗
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- 共和春(공화춘)
- 住所:仁川市中区チャイナタウン路43(北城洞3街5-6)
- 住所:인천시 중구 차이나타운로 43(북성동3가 5-6)
- 電話:032-765-0571
- 料理:チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺)、中華料理全般
- クァジャクムヌンチプ(과자굽는집)
- 住所:仁川市東区松林路109番キル5(松林洞50-127)
- 住所:인천시 동구 송림로109번길 5(송림동 50-127)
- 電話:032-764-3314
- 料理:菓子店
- 金メダルチュオタン(금메달 추어탕)
- 住所:仁川市南洞区宴楽コル路26(雲宴洞32-3)
- 住所:인천시 남동구 연락골로 26(운연동 32-3)
- 電話:032-465-6703
- 料理:チュオタン(ドジョウ汁)
- クムサン食堂(금산식당)
- 住所:仁川市中区沿岸埠頭路24-1(港洞7街60)
- 住所:인천시 중구 연안부두로 24-1(항동7가 60)
- 電話:032-884-1324
- 料理:ペンデンイフェ(ツマリエツの刺身)、刺身全般
- 東海ヘムルタン(동해해물탕)
- 住所:仁川市富平区富平文化路108(富平洞527-24)
- 住所:인천시 부평구 부평문화로 108(부평동 527-24)
- 電話:032-514-5649
- 料理:ヘムルタン(海鮮鍋)
- 灯台軽洋食(등대경양식)
- 住所:仁川市中区済物梁路190(海岸洞4街3-3)
- 住所:인천시 중구 제물량로 190(해안동4가 3-3)
- 電話:032-773-3473
- 料理:トンカス(トンカツ)
- レヒネヤンプニメウンタン(래희네 양푼이매운탕)
- 住所:仁川市東区花水埠頭路17-1(花水洞7-260)
- 住所:인천시 동구 화수부두로 17-1(화수동 7-260)
- 電話:010-2838-2218
- 料理:センソンフェ(刺身)、メウンタン(魚入りの辛い鍋)
- 萬多福(만다복)
- 住所:仁川市中区チャイナタウン路36(北城洞2街9-11)
- 住所:인천시 중구 차이나타운로 36(북성동2가 9-11)
- 電話:032-773-3838
- 料理:チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺)、中華料理全般
- ミョンウォルチプ(명월집)
- 住所:仁川市中区新浦路23番キル43(中央洞3街4-49)
- 住所:인천시 중구 신포로23번길 43(중앙동3가 4-49)
- 電話:032-773-7890
- 料理:キムチチゲ(キムチ鍋)、メウンタン(魚入りの辛い鍋)
- ソンジンムルトムボン(성진물텀벙)
- 住所:仁川市彌鄒忽区トッペ路403番キル10(龍現2洞509-17)
- 住所:인천시 미추홀구 독배로403번길 10(용현도2동 509-17)
- 電話:032-883-1771
- 料理:アグタン(アンコウ鍋)、アグチム(アンコウの蒸し煮)
- ポクテン食堂(복된식당)
- 住所:仁川市中区済物梁路306番キル45(北城洞2街12-145)
- 住所:인천시 중구 제물량로306번길 45(북성동2가 12-145)
- 電話:032-765-2773
- 料理:ヨンヤンチャルバプ(もち米ごはん)
- 備考:旧「オンジン栄養チャルバプ・ソンカルグクス(옹진영양찰밥 손칼국수)」
- 元祖トンケラン栄養パン(원조 통계란영양빵)
- 住所:仁川市彌鄒忽区仁荷路77(龍峴洞191-1)
- 住所:인천시 미추홀구 인하로 77(용현동 191-1)
- 電話:なし
- 料理:ケランパン(目玉焼き入り今川焼き)
- 元祖ハルモニ冷麺(원조할머니냉면)
- 住所:仁川市東区花平路24-2(花平洞263-1)
- 住所:인천시 동구 화평로 24-2(화평동 263-1)
- 電話:032-766-5616
- 料理:ネンミョン(冷麺)
- イナエチプ(인하의집)
- 住所:仁川市中区又玄路67番キル57(銭洞19-2)
- 住所:인천시 중구 우현로67번길 57(전동 19-2)
- 電話:032-773-8384
- 料理:サムチグイ(サワラの焼き魚)
- チョンウンジョン(정운정)
- 住所:仁川市延寿区東春洞清涼路46番キル4(東春洞783-16)
- 住所:인천시 연수구 청량로46번길 4(동춘동 783-16)
- 電話:032-834-1634
- 料理:ケッチャンオデチムフェ(ハモのしゃぶしゃぶ)、セジョゲシャブシャブ(トリガイのしゃぶしゃぶ)
- パダル(팟알)
- 住所:仁川市中区新浦路27番キル96-2(官洞1街17)
- 住所:인천시 중구 신포로27번길 96-2(관동1가 17)
- 電話:032-777-8686
- 料理:カフェ、パッピンス(氷アズキ)
- 平壌屋(평양옥)
- 住所:仁川市中区桃源路8番キル68(新興洞3街18)
- 住所:인천시 중구 도원로8번길 68(신흥동3가 18)
- 電話:032-882-4646
- 料理:カルビタン(牛カルビのスープ)
- 紅豆餅(홍두변)
- 住所:仁川市中区チャイナタウン路48(北城洞2街10-13)
- 住所:인천시 중구 차이나타운로 48(북성동2가 10-13)
- 電話:032-773-7888
- 料理:今川焼き
- 黄海ヘムルカルグクス(황해해물칼국수)
- 住所:仁川市中区マシラン路24(徳橋洞128-15)
- 住所:인천시 중구 마시란로 24(덕교동 128-15)
- 電話:032-746-3017
- 料理:カルグクス(韓国式の手打ちうどん)
各地域の料理
江華郡(강화군)
詳細は江華郡の料理を参照。
- コッケタン(ワタリガニ鍋/꽃게탕)内可面外浦里
- トンオグイ(ボラの稚魚の焼き魚/동어구이)
- メンジャンクク(ボラのスープ/맹장국)
- ペンデンイフェ(ツマリエツの刺身/밴댕이회)
- ペンデンイフェ(ツマリエツの刺身/밴댕이회)華道面内里
- セウジョッ(アミの塩辛/새우젓)
- セウティギム(すり身エビの天ぷら/새우튀김)三山面煤音里
- ソンノランコグマ(サツマイモ/속노란고구마)
- スンムギムチ(カブのキムチ/순무김치)
- スッマッコルリ(ヨモギマッコリ/쑥막걸리)
- インサム(高麗人参/인삼)
- インサムマッコルリ(高麗人参マッコリ/인삼막걸리)
- チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)仙源面
- チョックッカルビ(豚カルビの塩辛鍋/젓국갈비)
- ファンボクフェ(メフグの刺身/황복회)河岾面倉後里
桂陽区(계양구)
南洞区(남동구)
- チュオタン(ドジョウ汁/추어탕)雲宴洞
東区(동구)
- セスッテヤネンミョン(洗面器冷麺/세숫대야냉면)花平洞
- タガルタン(鶏の内臓鍋/닭알탕)松林洞
彌鄒忽区(미추홀구)
- ムルトムボンイ(アンコウ/물텀벙이)龍現洞
富平区(부평구)
- ヘムルタン(海鮮鍋/해물탕)富平洞
西区(서구)
延寿区(연수구)
- カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け/간장게장)東春洞
- コッケタン(ワタリガニの鍋/꽃게탕)玉蓮洞
甕津郡(옹진군)
- カナリエッチョッ(イカナゴ醤油/까나리액젓)白翎面
- ネンミョン(冷麺/냉면)白翎面
- メミルカルグクス(平打ちのそば麺/메밀칼국수)白翎面
- ピットゥリ(巻貝/삐뚜리)白翎面
- ソンゲ(ウニ/성게)白翎面
- ウロクペクスク(クロソイの澄まし鍋/우럭백숙)白翎面
- チャンジトク(キムチと牡蠣の餃子/짠지떡)白翎面
- ハスオペクスク(丸鶏とアワビの水炊き/하수오백숙)白翎面
中区(중구)
- コンガルパン(中国パン/공갈빵)北城洞
- タッカンジョン(鶏の蜜揚げ/닭강정)新浦洞
- マンドゥ(餃子/만두)新浦洞
- パジラッカルグクス(アサリウドン/바지락칼국수)徳橋洞、乙旺洞
- ペンデンイフェムチム(ツマリエツの刺身和え/밴댕이회무침)港洞
- サムチグイ(サワラの焼き魚/삼치구이)銭洞
- チャジャンミョン(ジャージャー麺/자장면)北城洞
- チュングクホットク(中国式のお焼き/중국호떡)新浦洞
- チョルミョン(生野菜入りの和え麺/쫄면)新浦洞
エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2003年1月に初めて仁川市を訪れた。中華街でチャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)を食べるのが目的であったが、それとともに当時閉店していながらも看板だけ残していた、1905年創業の「共和春」跡地を直接見られたのが何よりの収穫であった。その後「共和春」はオーナーを代えて2004年に復活。旧跡地は2012年4月にチャジャンミョン博物館として生まれ変わった。
脚注
- ↑ 주민등록 인구통계 、行政安全部ウェブサイト、2018年5月11日閲覧
- ↑ 八田靖史, 2016, 『食の日韓論 ボクらは同じものを食べている』, 三五館, P129-132
- ↑ [ http://www.icdonggu.go.kr/open_content/culture/street/noodle.jsp 화평동 세숫대야 냉면거리] 、仁川市東区ウェブサイト、2019年1月7日閲覧
- ↑ 음식문화거리 연락골 추어마을 、仁川ツアーウェブサイト、2019年4月19日閲覧
- ↑ 운연동 추어마을 、南洞区保健所食品衛生課ウェブサイト、2019年4月19日閲覧
- ↑ 八田靖史, 2016, 『食の日韓論 ボクらは同じものを食べている』, 三五館, P126-129
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)