コンガルパン(中国式の大きなパン/공갈빵)
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コンガルパン(공갈빵)は、中国式の大きなパン。
概要
コンガル(공갈)は嘘、パン(빵)はパンや焼き菓子を意味する。小麦粉の生地を薄く伸ばし、オーブンなどで焼くことによって中が空洞なパンが焼きあがる。人の顔ほどもある大きなパンになるが、中が空洞であるため、これを嘘のパンという意味でコンガルパンと呼んでいる。生地はパリッと食感がよく、砂糖を加えているためほんのりと甘い。もともとは中国から伝えられたもので、韓国最大の中華街がある仁川市の名物としても知られる。
- 名前の由来
- コンガルパンの、コンガル(공갈)は漢字で「恐喝」と書くが、相手を脅して金品を要求する意味での恐喝ではなく、韓国語には「嘘」との意味もある[1]。見た目からはいかにも食べごたえがありそうに見えるが、実際は中が空洞であり、騙されたような気持ちになることから名前がついたとされる。あるいは、中に空気の詰まっていることから「コンギパン(空気パン、공기빵)」と呼ばれたものが、上記の理由と結びついて「コンガルパンに変化したとも語られる。コンガル(공갈)を「嘘」の意味で使う単語としては、ほかに「공갈젖꼭지(おしゃぶり、嘘の乳首の意)」がある。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)