マンドゥ(餃子/만두)

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キムチマンドゥ

マンドゥ만두)は、餃子。

概要

漢字では饅頭と書き、小麦粉を練って作った皮に、肉、野菜などを混ぜて作った具を入れて包む。調理法によってクンマンドゥ(焼餃子/군만두)ムルマンドゥ(水餃子/물만두)、チンマンドゥ(蒸餃子、찐만두)などと呼び分けられる。中に入れる具もさまざまで、キムチマンドゥ(キムチ餃子/김치만두)、ソゴギマンドゥ(牛肉餃子、소고기만두)などがある。またマンドゥは食材のひとつとしても様々な料理に使われ、マンドゥクッ(餃子スープ/만두국)マンドゥジョンゴル(餃子鍋/만두전골)、マンドゥラミョン(餃子ラーメン、만두라면)などがある。食堂、粉食店、中華料理店のメニューに並ぶほか、屋台でも食べることができる。

  • 北部料理
マンドゥは平壌(ピョンヤン、평양)、開城(ケソン、개성)を中心に朝鮮半島の北部を本場とするため、北部地域の郷土料理店や、同じく北部を本場とするネンミョン(冷麺/냉면)の専門店で提供されることが多い。一般に平壌式のマンドゥはごろんと大きく無骨なイメージがあり、開城式は小さく見た目もきれいに作る。北部地域におけるソルラル(旧正月、설날)の料理としても親しまれる。

歴史

『屠門大嚼』(1611年)の記述
1611年に許筠(ホギュン、허균)が地方の特産品と料理をまとめた「屠門大嚼(도문대작)」(『惺所覆瓿藁(성소부부고)』第26巻説部5に収録)には、大饅頭(大きなマンドゥ)についての記述があり、「義州の人たちが中国人のように上手に作る。そのほかはみなよくない」[1]【原文1】とある。義州(ウィジュ、의주)は現在の平安北道義州郡(ピョンアンブクト ウィジュグン、평안북도 의주군)を指し、鴨緑江を挟んで中国の遼寧省丹東市と接する。
【原文1】大饅頭 義州人能造如中國人 而他皆不好

種類

マンドゥには次のような種類がある。

脚注

  1. 惺所覆瓿藁 / 第26巻説部5(屠門大嚼) 、韓国古典総合DB、2025年2月10日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目