ソンオフェ(マスの刺身/송어회)

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ソンオフェ송어회)は、マスの刺身。

ソンオフェ

概要

ソンオフェのソンオ(송어)は漢字で「松魚」と書いてマスのこと。フェ()は刺身(「センソンフェ(刺身/생선회)」の項目も参照)。正確には養殖されたニジマス(サーモントラウト、무지개송어)を刺身にしている。ワサビ醤油や、チョゴチュジャン(唐辛子酢味噌、초고추장)につけて食べるほか、葉野菜に包んだり、生野菜のサラダに和えたりしても味わう。主に内陸部の川魚料理専門店で提供される。ソンオを用いた料理としては、ほかにソンオティギム(マスの唐揚げ、송어튀김)、ソンオメウンタン(マスの辛口鍋、송어매운탕)、ソンオフェドッパプ(マスの刺身丼、송어회덮밥)などがある。江原道平昌郡が産地として有名である。

  • ニジマス養殖の歴史
韓国におけるニジマス養殖の歴史は1965年にさかのぼる。この年、1月3日にアメリカのカリフォルニア州から運ばれたニジマスの種卵、約1万個を江原道華川郡の養殖場に放流したのが始まりである。当初は技術や知識の不足もあってうまくゆかなかったが、1967年に平昌郡平昌邑上里の施設に移したところ、この地域は湧泉水が豊富で、適当な水温を維持できたため、立派に成長させることに成功した[1]
  • 全羅南道のソンオ
全羅南道木浦市新安郡一帯ではツマリエツ(반지밴댕이)のことをソンオ(송어)と呼んで刺身、焼き魚、塩辛などにする。ニジマスとは同音異義語であることから、混同や誤解が多い。また、ツマリエツのことを仁川市ではペンデンイ(밴댕이)と呼ぶことから、標準語でペンデンイと呼ぶサッパ(밴댕이)と混同されることも多い。

脚注

外部リンク

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関連項目