ワプル(ワッフル/와플)

2024年7月21日 (日) 00:01時点におけるHatta (トーク | 投稿記録)による版 (→‎概要)
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ワプル와플)は、ワッフル。

ワプル

概要

焼き菓子のワッフル(waffle)を韓国式に発音するとワプルとなる。小麦粉の生地をワッフル型で格子模様に焼き、中に生クリームを挟むスタイルがもっとも一般的である。韓国では屋台料理のひとつとして親しまれているが、近年はカフェなどで提供されるアイスクリームやフルーツを載せたものも人気が高い。

  • トゥンワッフル
トゥンワッフル(뚱와플)は、大量の生クリームを挟んだワッフル。トゥン()は、太っちょ、ぽっちゃりを意味し、料理名や菓子名について大きいことを表す接頭語を指す。「뚱뚱한 와플(太ったワッフル)」の略でもある。2018~19年頃にブームとなったトゥンカロン(韓国マカロン/뚱카롱)に続く形で話題を集めた。
  • ワッフルチキン
ワッフルチキン(와플치킨)はワッフルとフライドチキンを掛け合わせた料理。チキンワッフル(치킨와플)とも呼ぶ。ワッフルの上にフライドチキンを載せて、メープルシロップやハニーバターをかけて味わう。
  • クラウン製菓のバターワッフル
菓子メーカーの「クラウン製菓(크라운제과)」が1997年に発売したバターワッフル(버터와플)は、ワッフル模様に仕立てたビスケットであり、韓国では定番菓子のひとつとして人気が高い。

歴史

19世紀後半には西洋の食文化が伝えられ、宮中では西洋式の宴会が催され、高宗(朝鮮王朝第26代王、大韓帝国初代皇帝)は西洋料理や西洋菓子、コーヒーなどを好んだと伝えられる。宮中で用いられた物品などを収蔵する国立古宮博物館には、鉄製製菓器(철제제과기)の名前でワッフル型が所蔵されている[1]

脚注

  1. 소장품 안내/철제제과기 、国立古宮博物館ウェブサイト、2024年6月18日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目