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トックッ(떡국)は、韓国式の雑煮。
概要
トッ(떡)は餅、クッ(국)は汁、またはスープの意。古くはピョンタン(餅湯、병탕)とも呼ばれた。主に牛の肩バラ肉(양지머리)を煮込んでスープを作り、カレトク(가래떡)、またはヒントク(흰떡)と呼ばれるうるち米で作った細長い棒状の餅を、小判型に薄く切って入れる。なお、細長い形は長寿を、小判型は富裕を意味する。味付けは醤油、塩で整え、みじん切りニンニクなどを加える。そのほか溶き卵、刻み海苔、刻みネギを加えたり、炒めた牛肉や、またはサンジョク(牛肉や野菜の串焼き、산적)を載せることもある。また、具としてマンドゥ(餃子/만두)を加えたものは、トッマンドゥクッ(餅入り餃子スープ/떡만두국)と呼ぶ。日本の雑煮と同様、韓国でも正月料理として欠かせない一品であるが、正月にのみ食べられるという訳ではなく、食堂や粉食店では1年を通してメニューに載せられている。類似の料理としては、雪だるま型の餅を使うチョレンイトックッ(開城式の雑煮/조랭이떡국)がある。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)