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カルグクス(칼국수)は、韓国式の手打ちうどん。カル(칼)は包丁、グクス(국수)は麺の意。麺の名称であり、料理名でもある。生地を包丁で切って麺にする調理法から名付けられた。かつては手打ち麺が主流だったが、最近では機械で製麺する場合も多く、手打ち麺で作ったものを特にソンカルグクス(손칼국수)とも呼ぶ。ソン(손)は手の意。メインとする食材によって、タッカルグクス(鶏肉入り手打ちうどん/닭칼국수)、パジラッカルグクス(アサリ入り手打ちうどん/바지락칼국수)、サゴルカルグクス(牛骨スープの手打ちうどん、사골칼국수)などとも呼び分ける。牛骨、鶏肉、貝、煮干しなどでダシを取ったスープに、小麦麺を入れて煮込む。味付けは塩、醤油、みじん切りニンニクなどで仕上げ、具にはジャガイモ、エホバク(カボチャの未熟果、(애호박))、長ネギ、シイタケ、溶き卵などを加える。そば粉で麺を作るメミルカルグクス(平打ちの温そば/메밀칼국수)や、マンドゥ(餃子/만두)をトッピングしたマンドゥカルグクス(餃子入りの手打ちうどん、만두칼국수)、ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)に麺を入れたユッケジャンカルグクス(牛肉入りの辛い手打ちうどん、육개장칼국수)など、アレンジのバリエーションは幅広い。家庭料理として作られるほか、食堂や粉食店、フードコートなどで幅広く提供され、専門店も多い。鍋料理の専門店では、残ったスープでカルグクスを煮ることも多い。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)