オマンドゥ(宮中式の魚餃子/어만두)
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オマンドゥ(어만두)は、宮中式の魚餃子。オ(어)は魚。マンドゥ(만두)は漢字で「饅頭」と書き、韓国では餃子のこと(「マンドゥ(餃子/만두)」の項目も参照)。薄く切り広げた白身魚を餃子の皮のかわりとして、肉、野菜、キノコなどの具を包み、蒸すかまたは茹でて作る。白身魚はボラ(숭어)、スケトウダラ(명태)、ニベ(민어)などを用いる。宮中料理のひとつであり、宮中料理店や韓定食店などのコース料理として出されることが多い。宮中料理の餃子としては、夏に冷やして味わうピョンス(冷製水餃子/편수)や、ナマコの形を模して仕上げたキュアサン(ナマコ型の餃子、규아상)などがある。
- 『東国歳時記』(1849年)の記述
- 洪錫謨によって1849年に書かれた『東国歳時記(동국세시기)』には、当時の歳時風俗が月ごとにまとめられており、4月(陰暦)の項目に季節料理としてオマンドゥが紹介されている。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)