「春川市の料理」の版間の差分

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[[ファイル:22122808.JPG|thumb|300px|タッカルビ]]
 
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=== タッカルビ(鶏肉と野菜の鉄板焼き/닭갈비) ===
 
=== タッカルビ(鶏肉と野菜の鉄板焼き/닭갈비) ===
:タッカルビ([[닭갈비]])は、鶏肉と野菜の鉄板焼き(「[[タッカルビ(鶏肉と野菜の鉄板焼き/닭갈비)]]」の項目も参照)。タッカルビの発祥地として知られ、市中心部の朝陽洞(チョヤンドン、조양동)に「明洞タッカルビ通り(명동닭갈비골목)」があるほか、楽園洞(ナグォンドン、낙원동)や温衣洞(オニドン、온의동)には昔ながらの老舗が多く、江原大学校(강원대학교)の裏手に当たる後坪洞(フピョンドン、후평동)には地元民に愛されるローカルな店が並び、昭陽湖(ソヤンホ、소양호)沿いにはタップルコギ(鶏肉の網焼き、[[닭불고기]])と呼ばれる網焼き方式の店が集まる。タップルコギは現在、主流となっている鉄板焼き方式に至る前のスタイルとして知られる。
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:タッカルビ([[닭갈비]])は、鶏肉と野菜の鉄板焼き(「[[タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き/닭갈비)]]」の項目も参照)。タッカルビの発祥地として知られ、市中心部の朝陽洞(チョヤンドン、조양동)に「明洞タッカルビ通り(명동닭갈비골목)」があるほか、楽園洞(ナグォンドン、낙원동)や温衣洞(オニドン、온의동)には昔ながらの老舗が多く、江原大学校(강원대학교)の裏手に当たる後坪洞(フピョンドン、후평동)には地元民に愛されるローカルな店が並び、昭陽湖(ソヤンホ、소양호)沿いにはタップルコギ(鶏肉の網焼き、[[닭불고기]])と呼ばれる網焼き方式の店が集まる。タップルコギは現在、主流となっている鉄板焼き方式に至る前のスタイルとして知られる。
  
  

2024年6月17日 (月) 06:27時点における版

この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。
春川の明洞タッカルビ通り

春川市(チュンチョンシ、춘천시)は江原道の北西部に位置する地域。本ページでは春川市の料理、特産品について解説する。

地域概要

春川市は江原道の道庁所在地。道の西部に位置し、市の北部は江原道華川郡、北東部は楊口郡、東部は麟蹄郡、南部は洪川郡、西部は京畿道加平郡と接する。人口は28万6664人で、江原道では原州市に次いで2番目に多い(2022年12月)[1]

食文化の背景

代表的な料理

タッカルビ

タッカルビ(鶏肉と野菜の鉄板焼き/닭갈비)

タッカルビ(닭갈비)は、鶏肉と野菜の鉄板焼き(「タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き/닭갈비)」の項目も参照)。タッカルビの発祥地として知られ、市中心部の朝陽洞(チョヤンドン、조양동)に「明洞タッカルビ通り(명동닭갈비골목)」があるほか、楽園洞(ナグォンドン、낙원동)や温衣洞(オニドン、온의동)には昔ながらの老舗が多く、江原大学校(강원대학교)の裏手に当たる後坪洞(フピョンドン、후평동)には地元民に愛されるローカルな店が並び、昭陽湖(ソヤンホ、소양호)沿いにはタップルコギ(鶏肉の網焼き、닭불고기)と呼ばれる網焼き方式の店が集まる。タップルコギは現在、主流となっている鉄板焼き方式に至る前のスタイルとして知られる。


歴史

春川の明洞タッカルビ通り
春川市は2003~4年に発祥の経緯を調査し、以下のように公式的な発表をしている。
「春川地域でのタッカルビ誕生に対し調査をした結果、1959年から現在の中央路2街18番地(現、三星生命駐車場と、駐車場のそばにある三星生命の玄関階段の間。その当時はバスターミナルとして使われており、近隣にある現、中央路2街11番地の朝興銀行は江原合乗の終点として使用)に、板で作った小さな豚焼肉店を始めた金永錫さんが、四月革命(1960年4月19日)が起きた年のある日、豚肉を仕入れられず、鶏2羽を買ってきてぶつ切りにし、テジカルビ(豚カルビ焼き)のように作ってみなければならないと言って、終日研究をした結果、鶏肉をテジカルビのように開いてタッカルビを作り、これに味付けをして12時間寝かせ売り始めたのが春川タッカルビが作られた由来と確認する」(原文1)。[2]
  • 韓国観光公社の記述
また、同様の記述は韓国観光公社が配布する『韓国の味紀行』という冊子(WEBでも閲覧可)にも見られ、そこでは以下のように紹介されている。
「1960年代初め、春川の中央路のある掘っ立て小屋で主に豚肉料理出していたいた金氏夫婦がいました。ある日豚肉が手に入らなかった夫婦は、鶏2羽を買ってテジカルビ(豚カルビ焼き)のように料理しました。鶏肉をテジカルビのように広く伸ばし、かたまりのまま焼いて切って食べると一風変わった味がしました。その後、甘いタレに鶏肉を漬け込んでおいてからテジカルビのように焼いて出したところ、酒のつまみとして人気を呼ぶようになりました。このようにして誕生した『タッカルビ(鶏肉と野菜のピリ辛鉄板焼き)』は、噂で春川全域に広がり、1960年末頃には練炭の上に鉄板をのせタッカルビを焼いて出す『タッカルビ屋台』が流行しました。タッカルビは他の焼き料理に比べて値段が安かったため、休暇中の軍人や京春線の列車に乗り春川や江村に遊びに来た大学生にも好まれました。タッカルビ一つの値段が100ウォンしかしなかったため、『大学生カルビ』または『庶民カルビ』という名前も付きました」[3]
  • ファン・ギョイクの報告
コラムニストのファン・ギョイクは著書『味について行ってみる(맛따라 갈까 보다)』の中で、タッカルビは当初、タップルコギ(닭불고기)と呼ばれていたとし、春川明洞タッカルビ通りの親睦団体「ケミョン会(계명회)」会長の言葉として、「1961年、楽園洞に『ウソンタップルコギ』という店が初めてタップルコギという名前の看板を掲げた」(原文2)との話を載せている。[4] また、同書ではタッカルビという名称が70年代中盤に登場し、タップルコギとしばらく併用された後、タッカルビに統一されたと記述している。
【原文1】「춘천지역에서의 닭갈비 발생에 대하여 조사한 결과 1959년 지금의 중앙로2가 18번지(현 삼성생명 주차장과 주차장 옆 삼성생명 현관 계단 사이, 그 당시에는 버스터미널로 사용되었으며, 인근에 있는 현 중앙로2가 11번지 조흥은행은 강원합승종점으로 사용됨)에서 판자로 지은 조그만 장소에서 돼지고기등으로 영업을 하던 김영석(金永錫)씨가 1960년 4.19가 일어나던해 어느날 돼지고기 구하기 어려워 닭 2마리를 사가지고 와서 닭을 토막내어 돼지갈비처럼 만들어 보아야 하겠다고 하여, 하루종일 연구끝에 닭을 돼지갈비처럼 발려서 닭갈비를 만들었으며, 이것을 양념하여 12시간 재워서 팔기 시작한 것이 춘천닭갈비가 만들어진 유래로 확인됨.」
【原文2】「61년 낙원동에‘우성 닭불고기’집이 최초로 닭불고기란 이름의 간판을 내걸었다」

マッククス(冷やしそば/막국수)

マッククス
マッククス(막국수)は、冷やしそば(「マッククス(冷やしそば/막국수)」の項目も参照)。
  • ソガリメウンタン(コウライケツギョの辛い鍋/쏘가리매운탕)

代表的な特産品

代表的な酒類・飲料

飲食店情報

以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。

  • 名物タッカルビ(명물닭갈비)
住所:江原道春川市金剛路62番キル8(朝陽洞50-7)
住所:강원도 춘천시 금강로62번길 8(조양동 50-7)
電話:033-244-2961
料理:タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き)
  • シルビマッククス(실비막국수)
住所:江原道春川市昭陽コゲキル25(昭陽路2街127-1)
住所:강원도 춘천시 소양고개길 25(소양로2가 127-1)
電話:033-254-2472
料理:マッククス(冷やしそば)
  • 元祖スップルタップルコギ(원조숯불닭불고기)
住所:江原道春川市楽園キル28-4(中央路2街70)
住所:강원도 춘천시 낙원길 28-4(중앙로2가 70)
電話:033-257-5326
料理:タップルコギ(鶏肉の網焼き)
  • 元祖チョヤットルスップルタッカルビ(원조조약돌숯불닭갈비)
住所:江原道春川市楽園キル43-1(楽園洞22)
住所:강원도 춘천시 낙원길 43-1(낙원동 22)
電話:033-264-0858
料理:タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き)
  • 1.5タッカルビ(일점오 닭갈비)
住所:江原道春川市後萬路77(後坪洞801-13)
住所:강원도 춘천시 후만로 77(후평동 801-13)
電話:033-253-8635
料理:タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き)
  • 退渓マッククス(퇴계막국수)
住所:江原道春川市嶺西路2231(退渓洞593-17)
住所:강원도 춘천시 영서로 2231(퇴계동 593-17)
電話:033-255-3332
料理:マッククス(冷やしそば)

エピソード

脚注

  1. 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2023年1月10日閲覧
  2. 『春川地域でのタッカルビ発生に対する由来公告』(春川市庁公告資料)
  3. 江原道の味紀行 、韓国観光公社ウェブサイト、2014年9月4日閲覧
  4. 황교익, 2000, 『맛따라 갈까 보다』, 디자인하우스, P167-168

外部リンク

関連サイト
制作者関連サイト

関連項目