「シッケ(韓国式の馴れ寿司/식해)」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(ページの作成:「{{Notice}} '''シッケ'''(식해)は、韓国式の馴れ寿司。シッケは漢字で「食醢」と書いて馴れ寿司のこと。日本語では混同さ...」) |
(相違点なし)
|
2018年1月9日 (火) 02:57時点における版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
シッケ(식해)は、韓国式の馴れ寿司。シッケは漢字で「食醢」と書いて馴れ寿司のこと。日本語では混同されやすい、飲み物のシッケ(甘酒/식혜)とはハングルのスペルが異なる。カレイ、スケトウダラなどの魚を、粟飯、または米飯、粉唐辛子、塩、大根、ニンニク、ショウガ、麦芽などとともに漬け込み、発酵させて作る。カレイを用いたものはカジャミシッケ(カレイの馴れ寿司、가자미식해)と呼び、スケトウダラを用いたものはミョンテシッケ(スケトウダラの馴れ寿司、명태식해)と呼ぶ。もともとは北朝鮮に位置する咸鏡道(ハムギョンド、함경도)地方の郷土料理であり、朝鮮戦争以降に江原道束草市へ避難してきた人たちによって広まった。江原道束草市の青湖洞(チョンホドン、청호동)には咸鏡道出身者の集まるアバイ村(アバイマウル、아바이마을)という一画があり、シッケは村の名物として有名である。また、同様のルーツを持つアバイ村の名物料理として、アバイスンデ(大腸を使った太い腸詰/아바이순대)や、オジンオスンデ(詰め物をした蒸しイカ/오징어순대)がある。アバイ村内をはじめとした束草市内の郷土料理店で味わえるほか、市場などでも販売される。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)