「トックッ(韓国式の雑煮/떡국)」の版間の差分
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2017年1月4日 (水) 09:01時点における版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
トックッ(떡국)は、韓国式の雑煮。トッ(떡)は餅、クッ(국)は汁、またはスープの意。古くはピョンタン(餅湯、병탕)とも呼ばれた。牛の肩バラ肉(양지머리)を煮込んでスープを作り、カレトク(가래떡)、またはヒントク(흰떡)と呼ばれるうるち米で作った細長い棒状の餅を、小判型に薄く切って入れる。なお、細長い形は長寿を、小判型は富裕を意味する。味付け醤油、塩で整え、みじん切りニンニクなどを加える。そのほか溶き卵、刻み海苔、刻みネギを加えたり、炒めた牛肉や、またはサンジョク(牛肉や野菜の串焼き、산적)を加えることもある。また、具としてマンドゥ(餃子/만두)を加えたものは、トッマンドゥクッ(餅入り餃子スープ/떡만두국)と呼ぶ。日本の雑煮と同様、韓国でも正月料理として欠かせない一品であるが、正月にのみ食べられるという訳ではなく、食堂や粉食店では1年を通してメニューに載せられている。類似の料理としては、雪だるま型の餅を使うチョレンイトックッ(開城式の雑煮/조랭이떡국)がある。
脚注