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:1795年に朝鮮王朝第22代王の正祖(정조)が水原華城まで出かけたときの記録である『園幸乙卯整理儀軌(원행을묘정리의궤)』には、インジョルミが「各色引切味餅」という名称で記録されている。合わせて使用された食材も「高五寸粘米二斗赤豆大棗石耳各五升実荏子三升実栢子二升乾柿二串清一升」と併記されており、もち米以外に、アズキ、ナツメ、キクラゲ、エゴマ、松の実、干し柿、蜂蜜が使われていたことがわかる。 | :1795年に朝鮮王朝第22代王の正祖(정조)が水原華城まで出かけたときの記録である『園幸乙卯整理儀軌(원행을묘정리의궤)』には、インジョルミが「各色引切味餅」という名称で記録されている。合わせて使用された食材も「高五寸粘米二斗赤豆大棗石耳各五升実荏子三升実栢子二升乾柿二串清一升」と併記されており、もち米以外に、アズキ、ナツメ、キクラゲ、エゴマ、松の実、干し柿、蜂蜜が使われていたことがわかる。 | ||
− | ; | + | ;『是議全書』(19世紀末)の記述 |
− | : | + | :19世紀末に書かれた『是議全書』(原著者不詳)のテチュインジョルミ(대추인절미)という項目には、ナツメ([[대추]])を用いたインジョルミの作り方が紹介されている。該当の記述は以下の通りである。 |
− | + | :「よいもち米をしっかり水に浸した後に引き上げ、1升ぶん作るのであれば、ナツメひと升の種を取り、蒸し器に載せてじっくりと蒸し、一緒につけばよい。アズキ粉やきな粉をまぶす。」(原文1) | |
− | : | + | |
+ | :【原文1】 | ||
+ | :좋은 찹쌀을 담가 흠씬 불린 후 건져 1말하려면 대추 1말을 씨를 바르고, 지에 시루 위에 얹어 푹 쪄서 함께 찧으면 좋다. 거피팥고물이나 콩가루를 묻힌다.<ref>이효지 외(엮음), 2004,『시의전서』, 신광출판사, P222</ref> | ||
=== 逸話 === | === 逸話 === |