ティッコギ(豚端肉の焼肉/뒷고기)
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この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
ティッコギ(뒷고기)は、豚端肉の焼肉。
概要
ティッコギ(뒷고기)は、豚端肉の焼肉。豚肉を部位ごとにカットする際、余った切れ端を焼いて食べたことに由来するが、現在は頭部(頬肉、首肉、タンなど)をはじめとする安価な部位の盛り合わせを指す。直訳は「後ろの肉、裏側の肉」という意味で、畜産関係者が余った切れ端の肉を、裏に回して自分たちで食べたり、飲食店へ販売したことが由来とされる。1980年代に慶尚南道金海市で生まれたとされ、現在でも金海市の郷土料理として「金海9味(김해9미)」のひとつに数えられるほか、近隣の釜山市や慶尚南道の各地域に専門店が多い。同じ豚焼肉のサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉/삼겹살)やテジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)に比べると総じて安価であり、より大衆的なイメージが強い。店ごとに部位はまちまちであるが、安価な部位ゆえに脂身が多かったり、逆にほぼ赤身だったりと、バリエーションに富む魅力がある。
地域
- 慶尚南道金海市
- ティッコギの発祥地とされる慶尚南道金海市には専門店が多く、中でも鳳凰洞(ポンファンドン、봉황동)、府院洞(プウォンドン、부원동)、内外洞(ネウェドン、내외동)一帯に集まっている。金海市では2023年に鳳凰洞、府院洞の専門店が集まる地域を「ティッコギ通り(뒷고기 거리)」に指定し[1]、同地域では2024年9月に第1回「ティッコギ祭り(뒷고기 축제)」が開かれた[2]。
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- サミルティッコギ(삼일뒷고기)
- 住所:慶尚南道金海市田下路277(外洞1400)
- 住所:경상남도 김해시 전하로 277(외동 1400)
- 電話:055-334-4138
脚注
- ↑ 김해 대표 별미 돼지고기 '뒷고기 거리' 지정 、聯合ニュース(2023年5月3日記事)、2024年11月7日閲覧
- ↑ 김해 명물 '돼지 뒷고기' 원조거리 부원동서 제1회 뒷고기 축제 、聯合ニュース(2024年9月25日記事)、2024年11月7日閲覧
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)