チャンクッパプ(醤油味のスープごはん/장국밥)

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チャンクッパプ

チャンクッパプ장국밥)は、醤油味のスープごはん。

概要

チャンクッパプのチャン()は醤油や味噌などの総称。クッパプ(국밥)はスープごはん(クッパ)を意味する(「クッパプ(クッパ/국밥)」の項目も参照)。オンバン(温飯、온반)、タンバン(湯飯、탕반)と呼ばれることもある。牛肉を主材料に、大根、豆モヤシなどを具として作ることが多い。家庭料理として作られるほか、クッパプの専門店や、焼肉店の食事メニューとして提供されることが多い。平壌(ピョンヤン、평양)、開城(ケソン、개성)といった北部地域の郷土料理でもあり、ピョンヤンオンバン(平壌温飯、평양온반)、ケソンタンバン(開城湯飯、개성탕반)の名前でも知られる。韓国では北部地域の郷土料理店(以北料理店)で提供される。

  • 朝鮮3大料理
20世紀初頭の新聞記者で歴史家、独立運動家の文一平(ムン・イルピョン、문일평)は、1936年8月27日の『朝鮮日報(조선일보)』紙面で「朝鮮人と飲食物」[1]というコラムを書き、地方の代表的な名物料理として「ケソンタンバン(開城湯飯=開城式のクッパ、개성탕반)」「ピョンヤンネンミョン(平壌式の冷麺、평양냉면)」「チョンジュコルトンバン(全州骨董飯=全州式のビビンバ、전주골동반)」の3種をあげた。この評価は現代まで継承されており、今日では「朝鮮3大料理(조선3대음식)」と称される。

脚注

  1. 朝鮮人과飲食物 、NAVERニュースライブラリー(朝鮮日報1936年8月27日記事)、2023年10月5日閲覧

外部リンク

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関連項目