クァベギ(ねじり揚げパン/꽈배기)

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クァベギ

クァベギ꽈배기)は、ねじり揚げパン。

概要

クァベギのクァ(꽈)は「ねじる、ひねる」を意味する「꼬다」の連用形、ベギ(배기)は「~なもの」を意味する接尾辞を指す。直訳すると「ねじったもの」ぐらいの意味になる。小麦粉の生地をねじって成形し、油で揚げたのち、表面に砂糖をまぶして作る。他のパンとともにベーカリーで販売されるほか、市場にはクァベギ、ドノッ(ドーナツ/도넛)ハットグ(アメリカンドッグ/핫도그)などの揚げ物を専門とする店がある。

歴史

2010年代

2018年頃からのレトロブームにより、クァベギは昔ながらの間食として再注目された。フランチャイズの専門店が増えたほか、チキン(韓国チキン/치킨)の専門店がサイドメニューに加えるなど、デリバリーを中心とした需要が増加した。デリバリーアプリの「ヨギヨ(요기요)」では、2019年の売上が前年比2430%と急増したと発表している[1]。2019年頃からはクァベギの専門店が増え、チョコレートや生クリームをコーティングしたり、フルーツをトッピングするなど多彩なアレンジで話題となった。2019年5月には韓国のフランチャイズ店「ヘンボッハンテッペ(행복한찹쌀꽈배기)」が仙台に日本1号店を開いた。
  • 日本でのブーム
カラフルなトッピングを施したクァベギ
日本では2020年のエッグトースト(에그샌드)、2021年にマヌルパン(ガーリッククリームチーズパン、마늘빵)のブームが相次いで起こり、韓国発のパンはトレンドグルメとして注目を集めるようになる。2021年12月に、東京、新大久保でクァベギを看板メニューとする「スマイルカフェ」(現在は閉店)がオープンすると、ネクストのアイテムとして期待が集まった。2022年に入ると各地の韓国カフェなどで提供が増え、2022年5月にはローソンから「クァベギ もちふわドーナツ」が発売されて話題となった。

脚注

  1. ‘추억의 먹거리’ 돌풍-뉴트로 바람에…‘국민간식’ 꽈배기의 부활 、毎日経済(2020年1月20日付記事)、2024年6月19日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目