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*ハタハタの名前に関する逸話 | *ハタハタの名前に関する逸話 | ||
− | :ハタハタの呼び名であるトルムク([[도루묵]])には命名に関する逸話がある。ハタハタはかつてムク([[묵]])という名前で呼ばれており、もともとは[[北朝鮮の料理|咸鏡道]]の名産品であった。朝鮮時代にある王様が戦乱を避けて[[北朝鮮の料理|咸鏡道]]へ逃れた際、地元民からハタハタを献上され、これがたいへん美味しいかったことから名前を尋ねた。地元民がムクと答えると、王様はもっとふさわしい名前がよいだろうと、その色合いからウノ(銀魚、[[은어2|은어]])と命名した。戦乱が落ち着いて都に戻った王様は、ハタハタの味が忘れられず、もう1度食べたいとわざわざ運ばせた。ところが長距離を移動したハタハタは味が落ちており、それに怒った王様は銀魚という名前を取り上げ、もとのムクに戻せと命じた。韓国語で「もとに」は「トロ(도로)」と発音し、もとのハタハタで「トロムク(도로묵)」。これがなまって現在のトルムクになったとされる。ちなみに現在の韓国語でウノ([[은어]])はアユのことを指す。 | + | ::ハタハタの呼び名であるトルムク([[도루묵]])には命名に関する逸話がある。ハタハタはかつてムク([[묵]])という名前で呼ばれており、もともとは[[北朝鮮の料理|咸鏡道]]の名産品であった。朝鮮時代にある王様が戦乱を避けて[[北朝鮮の料理|咸鏡道]]へ逃れた際、地元民からハタハタを献上され、これがたいへん美味しいかったことから名前を尋ねた。地元民がムクと答えると、王様はもっとふさわしい名前がよいだろうと、その色合いからウノ(銀魚、[[은어2|은어]])と命名した。戦乱が落ち着いて都に戻った王様は、ハタハタの味が忘れられず、もう1度食べたいとわざわざ運ばせた。ところが長距離を移動したハタハタは味が落ちており、それに怒った王様は銀魚という名前を取り上げ、もとのムクに戻せと命じた。韓国語で「もとに」は「トロ(도로)」と発音し、もとのハタハタで「トロムク(도로묵)」。これがなまって現在のトルムクになったとされる。ちなみに現在の韓国語でウノ([[은어]])はアユのことを指す。 |
=== チャンチチム(タナカゲンゲの蒸し煮/장치찜) === | === チャンチチム(タナカゲンゲの蒸し煮/장치찜) === |