「義城郡の料理」の版間の差分

'''義城郡'''（ウィソングン、의성군）は慶尚北道に位置する地域。本ページでは義城郡の料理、特産品について解説する。

義城郡は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]の中央部に位置し、[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]の[[安東市の料理|安東市]]、[[青松郡の料理|青松郡]]、[[軍威郡の料理|軍威郡]]、[[亀尾市の料理|亀尾市]]、[[尚州市の料理|尚州市]]、[[醴泉郡の料理|醴泉郡]]と接する。人口は5万3243人（2018年5月）<ref>[http://www.mois.go.kr/frt/sub/a05/totStat/screen.do 주민등록 인구 및 세대현황] 、行政安全部ウェブサイト、2018年6月29日閲覧</ref>。郡の全体が太白山脈と小白山脈に挟まれた位置にあり、比較的なだらかな丘陵地帯と安渓平野の広がる道内でも有数の穀倉地帯である。代表的な観光地には、新羅時代の681年に創建された孤雲寺（コウンサ、고운사）や、三韓時代の部族国家である召文国（チョムングク、조문국）の史跡などがある。アクセスはソウルの東ソウルバスターミナルから義城市外バスターミナルまで高速バスで3時間10分の距離。

山林の多い[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]にあって、広々とした平野を有する義城郡は稲作を中心とした農業が発達している。中でも地域を代表するのがニンニクであり、義城ニンニク（ウィソンマヌル、의성마늘）は全国的に高いブランド価値を誇っている。単にニンニクとして出荷するのみならず、燻蒸した黒ニンニクや、黒ニンニク饅頭、黒ニンニクビールなども生産している。また、食用に適さない小ぶりなニンニクは粉末にし、飼料にしたうえで家畜に食べさせたりもしている。中でも韓牛は2001年からブランドとしての育成が進められており、義城ニンニク牛（ウィソンマヌルソ、의성마늘소）の名前で広く知られる。ニンニクを食べさせた豚肉（マヌルポーク、마늘포크）、鶏卵（マヌルラン、마늘란）の生産も行う。