30,747
回編集
138行目: | 138行目: | ||
釜山を代表するマッコリとしては釜山濁薬酒製造協会(부산탁약주제조협회)の「生濁(생탁)」がもっとも広く流通している。金井区金城洞で生産される「金井山城マッコリ(금정산성막걸리)」は、伝統製法のヌルク(小麦麹、[[누룩]])を自家生産しており、プレミアムマッコリとして全国的な知名度を誇る。 | 釜山を代表するマッコリとしては釜山濁薬酒製造協会(부산탁약주제조협회)の「生濁(생탁)」がもっとも広く流通している。金井区金城洞で生産される「金井山城マッコリ(금정산성막걸리)」は、伝統製法のヌルク(小麦麹、[[누룩]])を自家生産しており、プレミアムマッコリとして全国的な知名度を誇る。 | ||
− | + | ;生濁 | |
:生濁(センタク、생탁)は、東区草梁洞に本社を置く「釜山濁薬酒製造協会(부산탁약주제조협회)」で生産されるマッコリ。1970年7月に43社の醸造場が合併してできた合同醸造場であり、「釜山合同醸造(부산합동양조)」とも呼ぶ<ref name="sentak">[http://www.grandculture.net/ko/Contents/Index 부산탁약주제조협회] 、韓国郷土文化電子大典、2017年10月6日閲覧</ref>。生濁の発売は2005年5月で、釜山地域におけるもっとも代表的な銘柄として親しまれる。2005年7月からは日本へも輸出されている<ref name="sentak" />。 | :生濁(センタク、생탁)は、東区草梁洞に本社を置く「釜山濁薬酒製造協会(부산탁약주제조협회)」で生産されるマッコリ。1970年7月に43社の醸造場が合併してできた合同醸造場であり、「釜山合同醸造(부산합동양조)」とも呼ぶ<ref name="sentak">[http://www.grandculture.net/ko/Contents/Index 부산탁약주제조협회] 、韓国郷土文化電子大典、2017年10月6日閲覧</ref>。生濁の発売は2005年5月で、釜山地域におけるもっとも代表的な銘柄として親しまれる。2005年7月からは日本へも輸出されている<ref name="sentak" />。 | ||
− | + | ;金井山城マッコリ | |
:金井山城マッコリ(クムジョンサンソンマッコルリ、금정산성막걸리)は、金井区金城洞の「金井山城土産酒(금정산성토산주)」で生産されるマッコリ。一帯は山城に囲まれており、金井山城村(クムジョンサンソンマウル、금정산성마을)と呼ばれる。現在の韓国では珍しく、伝統製法のヌルク(小麦麹、[[누룩]])を自家生産しているのが大きな特徴<ref>[http://sanmak.kr/bbs/content.php?co_id=sub22 건강한 누룩] 、金井山城マッコリウェブサイト、2017年10月6日閲覧</ref>。代表を務めるユ・チョンギル(유청길)氏は、韓国の農林畜産食品部によって食品名人の第49号に指定されている<ref>[http://kfgm.co.kr/sub_b01.htm 명인소개] 、韓国食品名人協会ウェブサイト、2017年10月6日閲覧</ref>。 | :金井山城マッコリ(クムジョンサンソンマッコルリ、금정산성막걸리)は、金井区金城洞の「金井山城土産酒(금정산성토산주)」で生産されるマッコリ。一帯は山城に囲まれており、金井山城村(クムジョンサンソンマウル、금정산성마을)と呼ばれる。現在の韓国では珍しく、伝統製法のヌルク(小麦麹、[[누룩]])を自家生産しているのが大きな特徴<ref>[http://sanmak.kr/bbs/content.php?co_id=sub22 건강한 누룩] 、金井山城マッコリウェブサイト、2017年10月6日閲覧</ref>。代表を務めるユ・チョンギル(유청길)氏は、韓国の農林畜産食品部によって食品名人の第49号に指定されている<ref>[http://kfgm.co.kr/sub_b01.htm 명인소개] 、韓国食品名人協会ウェブサイト、2017年10月6日閲覧</ref>。 | ||
=== 焼酎 === | === 焼酎 === | ||
− | + | ;大鮮酒造 | |
+ | :東莱区社稷洞(동래구 사직동)に本社を置く「大鮮酒造(대선주조)」は、焼酎の「C1(시원)」、「大鮮(대선)」といった銘柄を製造、販売する大手酒造メーカーである。創立者は長崎県出身の酒造家である森英示(もりひでじ)。1929年に森英示が社長を務める大日本酒類醸造の釜山工場として発足し、翌1930年7月に「大鮮醸造(대선양조)」として独立した<ref>[http://c1soju.co.kr/05about/about3.php 産業人脈(산업인맥) (46) 酒造業(주조업) <3> 草創期(초창기)]] 、NAVERニュースライブラリー(東亜日報1973年6月7日付け紙面)、2017年11月9日閲覧</ref>。1968年に社名を現在の大鮮酒造に変更している<ref>[http://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1973060700099204006&editNo=1&printCount=1&publishDate=1973-06-07&officeId=00009&pageNo=4&printNo=2233&publishType=00020 대선발천사]] 、大鮮酒造ウェブサイト、2017年11月9日閲覧</ref>。 | ||
+ | |||
+ | ;国際市場のシルビチプ通り | ||
:中区の国際市場(국제시장)にはシルビチプ(直訳すると「実費家」となる格安居酒屋)の集まる一画がある。ビール、焼酎、またはそれらを組み合わせた3本の酒類と、大量の料理をセットにして初回の支払いが3万ウォンというシステム。料理は15品前後で4人前は充分にある。 | :中区の国際市場(국제시장)にはシルビチプ(直訳すると「実費家」となる格安居酒屋)の集まる一画がある。ビール、焼酎、またはそれらを組み合わせた3本の酒類と、大量の料理をセットにして初回の支払いが3万ウォンというシステム。料理は15品前後で4人前は充分にある。 | ||