「尚州市の料理」の版間の差分

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203 バイト除去 、 2016年12月24日 (土) 03:05
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== 食文化の背景 ==
 
== 食文化の背景 ==
星州は朝鮮時代に多くの両班(支配階級)が集姓村を作った。この星州を発祥地とする本貫は他地域と比較しても群を抜いて多く、星州李氏、星州裵氏、星州都氏、星州(星山)呂氏など28姓氏を数える。その代表が2007年に重要民俗文化財第255号にも指定された月恒面大山里(월항면 대산리)のハンゲマウルである。こうした両班の食文化が現代にも伝えられており、祭祀料理をもとにしたコノムルチム(干物の蒸し煮/건어물찜)はその象徴的な存在だと言える。また、星州は全国的に有名なマクワウリ([[참외]])名産地であり、農林部が地域の名産品を認証する地理的表示農産物の第10号として星州マクワウリ(성주참외)が登録されている<ref>[http://www.naqs.go.kr/program/relic/info.naqs?seq=10 성주참외] 、国立農産物品質管理院ウェブサイト、2016年12月22日閲覧</ref>。星州では大半の農家がマクワウリを栽培しており、その生産量は実に全国の7割を超える。そのほか、スイカ、リンゴ、ナシ、完熟トマト、ミニトマト、キュウリなどの農作物も栽培されている。
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676年に新羅が半島を統一すると、687年に全国を9つの州に分割して統治を行った。その州のひとつが尚州(沙伐州)である。その当時から中東部の中心地域として栄え、高麗時代(918~1392年)にも地方行政組織である12牧(後に8牧)のひとつに尚州が含まれている。また高麗時代後期から現在に至るまで半島の南東部は慶尚道と呼ばれているが、この名称も慶州(경주)と尚州の頭文字から取られたものである。こうした歴史的な背景を踏まえ、尚州の両班家に伝わった料理書『是議全書』の料理を再現することにも力を入れている。地理的には小白山脈のふもとで栽培される果物類や、洛東江流域で生産される米などが名産として知られ、「大韓民国農業の首都」を掲げている。古くから養蚕も盛んにおこなわれており、名産品である米、干し柿、絹の3つを三白(삼백)と総称して尚州の象徴としている。
  
 
== 代表的な料理 ==
 
== 代表的な料理 ==
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