アグタン(アンコウ鍋/아구탕)
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この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
アグタン(아구탕)は、アンコウ鍋。アグ(아구)はアンコウ、タン(탕)は鍋料理の意。アンコウはアグィ(아귀)とも呼ばれるため、アグィタン(아귀탕)と呼ぶこともある。アンコウのアラなどでとったスープに、ぶつ切りにしたアンコウ、大豆モヤシ、セリ、長ネギ、青唐辛子などの具として入れ、みじん切りニンニク、ショウガ、粉唐辛子、塩、醤油などで味付ける。アンコウの身は、ワサビ醤油につけて食べてもよい。アンコウ料理の専門店や、海鮮料理店、居酒屋などで提供される。そのほかアンコウを使った料理としては、アグチム(アンコウの蒸し煮/아구찜)、アグスユク(茹でアンコウ、아구수육)などがある。仁川市や、慶尚南道昌原市の郷土料理としても知られる。
- ムルトムボンイタン
- ムルトムボンイタン(물텀벙이탕)は、アグタンの仁川市方言。ムルトムボンイ(물텀벙이)はアンコウ(아귀)の別称。ムルトムボン(물텀벙)とも呼ぶ。直訳すると「水にドボンする魚」という意味であり、かつてはとれても捨てられていたことに由来する。タン(탕)は漢字で「湯」と書いて鍋料理の意。韓国でアンコウが食用として利用され始めたのは1960年代であり、この時期に仁川市では鍋料理などにする調理法が普及していった。鍋料理のほかにはチム(蒸し煮、찜)にすることも多い。彌鄒忽区龍峴洞(ミチュホルグ ヨンヒョンドン、미추홀구 용현동)に専門店が集まっており、一帯は「龍峴洞ムルトムボンイ通り」(용현동 물텀벙이거리)と呼ばれる。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)