「タッカンマリ(丸鶏の鍋/닭한마리)」の版間の差分

編集の要約なし
53行目: 53行目:
  
 
== 日本における定着 ==
 
== 日本における定着 ==
*2002~06年頃まで
+
=== 2002~06年頃まで ===
:ソウルの東大門タッカンマリ通りが日本人観光客の間で話題になるとともに、東京では2002~03年頃からタッカンマリをメニューに掲げる店が登場し始めている。代表的な店に東京、新大久保で2003年にオープンした「まいうKOREA」や、2004年4月に東京、神宮前にオープンした「Korean Organic nabi」(現在は閉店)などがある。韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2006年の時点で、東京に10軒程度のタッカンマリ提供店を確認していた。ただし、この時期のタッカンマリは店によって解釈がさまざまで、東大門スタイルのタッカンマリとは細部で異なる場合が多かった。
+
ソウルの東大門タッカンマリ通りが日本人観光客の間で話題になるとともに、東京では2002~03年頃からタッカンマリをメニューに掲げる店が登場し始めている。
  
 +
*東京での事例
 +
:代表的な店に東京、新大久保で2003年にオープンした「まいうKOREA」や、2004年4月に東京、神宮前にオープンした「Korean Organic nabi」(現在は閉店)などがある。韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2006年の時点で、東京に10軒程度のタッカンマリ提供店を確認していた。ただし、この時期のタッカンマリは店によって解釈がさまざまで、東大門スタイルのタッカンマリとは細部で異なる場合が多かった。
 +
 +
*福岡での事例
 
:2005年12月に福岡市中央区天神で株式会社クリエイト・レストランツが「鶏一羽(タクハンマリ)」(現在は閉店)という専門店をオープンした。
 
:2005年12月に福岡市中央区天神で株式会社クリエイト・レストランツが「鶏一羽(タクハンマリ)」(現在は閉店)という専門店をオープンした。
  
*2010~12年頃まで
+
=== 2010~12年頃まで ===
:この頃、日本では第2次韓流とも呼ばれるK-POPブームが起こり、若い世代の韓国ファンが増えるとともに、韓国料理店の多様化も進んだ。この時期にはタッカンマリの専門店が増え、新たな話題の韓国料理としてブームの様相を呈した。
+
この頃、日本では第2次韓流とも呼ばれるK-POPブームが起こり、若い世代の韓国ファンが増えるとともに、韓国料理店の多様化も進んだ。この時期にはタッカンマリの専門店が増え、新たな話題の韓国料理としてブームの様相を呈した。八田靖史は2012年9月2日、WebマガジンのWoman typeによる「次にブレイクする韓国フードはサッパリヘルシー系!? 鶏を丸ごと煮込むコラーゲンたっぷり『タッカンマリ』に注目!」という記事において、ブームの背景を解説するとともに、都内の専門店を紹介した。<ref>http://womantype.jp/mag/archives/1364 次にブレイクする韓国フードはサッパリヘルシー系!? 鶏を丸ごと煮込むコラーゲンたっぷり「タッカンマリ」に注目!] 、Woman type、2014年10月8日閲覧</ref>
 +
 
 +
*東京での事例
 +
:2010年11月に東京、新大久保で専門店の「コリア タッカンマリ」がオープンした。
 +
:2012年10月に東京、表参道で専門店の「タッカンマリ×2」(現在は休店)がオープンした。スンドゥブチゲ([[순두부찌개]]、柔らかい豆腐の鍋)の専門店「東京純豆腐」のプロデュースであり、またその創業1号店を、タッカンマリ専門店にリニューアルしたとのことで話題となった。
  
 +
*家庭向け商品の登場
 +
:2012年8月に永谷園が、2012年秋冬の限定商品として「生姜タッカンマリ風鍋の素」を発売した。
  
 
== エピソード ==
 
== エピソード ==
30,747

回編集