「カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)」の版間の差分

編集の要約なし
5行目: 5行目:
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
カル([[칼]])は包丁、グクス([[국수]])は麺の意。麺の名称であり、料理名でもある。生地を包丁で切って麺にする調理法から名付けられた。かつては手打ち麺が主流だったが、最近では機械で製麺する場合も多く、手打ち麺で作ったものを特にソンカルグクス([[손칼국수]])とも呼ぶ。ソン([[손]])は手の意。メインとする食材によって、[[タッカルグクス(鶏肉入り手打ちうどん/닭칼국수)]]、[[パジラッカルグクス(アサリ入り手打ちうどん/바지락칼국수)]]、サゴルカルグクス(牛骨スープの手打ちうどん、사골칼국수)などとも呼び分ける。牛骨、鶏肉、貝、煮干しなどでダシを取ったスープに、小麦麺を入れて煮込む。味付けは塩、醤油、みじん切りニンニクなどで仕上げ、具にはジャガイモ、エホバク(カボチャの未熟果、([[애호박]]))、長ネギ、シイタケ、溶き卵などを加える。そば粉で麺を作る[[メミルカルグクス(平打ちの温そば/메밀칼국수)]]や、[[マンドゥ(餃子/만두)]]をトッピングしたマンドゥカルグクス(餃子入りの手打ちうどん、만두칼국수)、[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]に麺を入れたユッケジャンカルグクス(牛肉入りの辛い手打ちうどん、[[육개장칼국수]])など、アレンジのバリエーションは幅広い。カルグクスに[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]を入れたものは、カルジェビ(すいとん入りの手打ちうどん、[[칼제비]])と呼ぶ。家庭料理として作られるほか、食堂や粉食店、フードコートなどで幅広く提供され、専門店も多い。鍋料理の専門店では、残ったスープでカルグクスを煮ることも多い。
 
カル([[칼]])は包丁、グクス([[국수]])は麺の意。麺の名称であり、料理名でもある。生地を包丁で切って麺にする調理法から名付けられた。かつては手打ち麺が主流だったが、最近では機械で製麺する場合も多く、手打ち麺で作ったものを特にソンカルグクス([[손칼국수]])とも呼ぶ。ソン([[손]])は手の意。メインとする食材によって、[[タッカルグクス(鶏肉入り手打ちうどん/닭칼국수)]]、[[パジラッカルグクス(アサリ入り手打ちうどん/바지락칼국수)]]、サゴルカルグクス(牛骨スープの手打ちうどん、사골칼국수)などとも呼び分ける。牛骨、鶏肉、貝、煮干しなどでダシを取ったスープに、小麦麺を入れて煮込む。味付けは塩、醤油、みじん切りニンニクなどで仕上げ、具にはジャガイモ、エホバク(カボチャの未熟果、([[애호박]]))、長ネギ、シイタケ、溶き卵などを加える。そば粉で麺を作る[[メミルカルグクス(平打ちの温そば/메밀칼국수)]]や、[[マンドゥ(餃子/만두)]]をトッピングしたマンドゥカルグクス(餃子入りの手打ちうどん、만두칼국수)、[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]に麺を入れたユッケジャンカルグクス(牛肉入りの辛い手打ちうどん、[[육개장칼국수]])など、アレンジのバリエーションは幅広い。カルグクスに[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]を入れたものは、カルジェビ(すいとん入りの手打ちうどん、[[칼제비]])と呼ぶ。家庭料理として作られるほか、食堂や粉食店、フードコートなどで幅広く提供され、専門店も多い。鍋料理の専門店では、残ったスープでカルグクスを煮ることも多い。
 +
 +
== 種類 ==
 +
*[[タッカルグクス(鶏肉入り手打ちうどん/닭칼국수)]]
 +
*トゥルケカルグクス(エゴマ入りの手打ちうどん、[[들깨칼국수]])
 +
*[[メミルカルグクス(平打ちの温そば/메밀칼국수)]]
 +
*ムルチョンカルグクス(シオフキ入りの手打ちうどん、[[물총칼국수]])
 +
*[[パジラッカルグクス(アサリ入り手打ちうどん/바지락칼국수)
 +
*ポマルカルグクス(巻貝入りの手打ちうどん、[[보말칼국수]])
 +
*サゴルカルグクス(牛骨スープの手打ちうどん、[[사골칼국수]])
 +
*オルクニカルグクス(辛口の手打ちうどん、[[얼큰이칼국수]])
 +
*ユッケジャンカルグクス(牛肉入りの辛い手打ちうどん、[[육개장칼국수]])
 +
*チャッカルグクス(松の実スープの手打ちうどん、[[잣칼국수]])
 +
*チェチョプカルグクス(シジミ入りの手打ちうどん、[[재첩칼국수]])
 +
*パッカルグクス(アズキスープの手打ちうどん、[[팥칼국수]])
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
30,747

回編集