「江陵市の料理」の版間の差分

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=== トルムクチゲ(ハタハタの鍋/도루묵찌개) ===
 
=== トルムクチゲ(ハタハタの鍋/도루묵찌개) ===
 
[[ファイル:17071505.JPG|thumb|300px|トルムクチゲ]]
 
[[ファイル:17071505.JPG|thumb|300px|トルムクチゲ]]
:トルムクチゲはハタハタの鍋。トルムク([[도루묵]])がハタハタ、チゲ([[찌개]])が鍋料理を意味する。内臓を取った丸ごとのハタハタを、鍋で長ネギ、豆腐などの具とともに辛く煮込んで作る。11月から12月上旬頃まではメスが卵を持っており、この時期のトルムクチゲがもっとも人気が高い。焼き魚にしたトルムックイ([[도루묵구이]])もハタハタの代表的な食べ方である。
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:トルムクチゲはハタハタの鍋。トルムク([[도루묵]])がハタハタ、チゲ([[찌개]])が鍋料理を意味する。内臓を取った丸ごとのハタハタを、鍋で長ネギ、豆腐などの具とともに辛く煮込んで作る。11月から12月上旬頃まトルムク([[도루묵]])はハタハタ、チゲ([[찌개]])は鍋料理の総称である。内臓を取ったハタハタを、大根、長ネギ、豆腐などの具とともに辛く煮込んで作る。11月から12月上旬頃まではメスが卵を持っており、この時期のトルムクチゲがもっとも人気が高い。郷土料理店や、海鮮料理店、刺身店などで提供される。ハタハタの食べ方としてはほかに、トルムックイ(ハタハタの焼き魚、[[도루묵구이]])、トルムクジョリム(ハタハタの煮付け、[[도루묵조림]])、トルムクチム(ハタハタの蒸し煮、[[도루묵찜]])などがある。
  
 
*ハタハタの名前に関する逸話
 
*ハタハタの名前に関する逸話
:ハタハタの呼び名であるトルムクには命名に関する逸話がある。ハタハタはかつてムク([[묵]])という名前で呼ばれており、現在は北朝鮮に位置する咸鏡道の名産品であった。朝鮮時代にある王様が戦乱を避けて咸鏡道へ逃れた際、地元民からハタハタを献上され、これがたいへん美味しいかったことから名前を尋ねた。地元民がムクと答えると、王様はもっとふさわしい名前がよいだろうと、その色合いからウノ(銀魚、은어)と命名した。戦乱が落ち着いて都に戻った王様は、ハタハタの味が忘れられず、もう1度食べたいとわざわざ運ばせた。ところが長距離を移動したハタハタは味が落ちており、それに怒った王様は銀魚という名前を取り上げ、もとのムクに戻せと命じた。韓国語で「もとに」は「トロ(도로)」と発音し、もとのハタハタで「トロムク(도로묵)。これがなまって現在のトロムクになったとされる。ちなみに現在の韓国語でウノ([[은어]])はアユのことを指す。
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:ハタハタの呼び名であるトルムク([[도루묵]])には命名に関する逸話がある。ハタハタはかつてムク([[묵]])という名前で呼ばれており、もともとは[[北朝鮮の料理|咸鏡道]]の名産品であった。朝鮮時代にある王様が戦乱を避けて[[北朝鮮の料理|咸鏡道]]へ逃れた際、地元民からハタハタを献上され、これがたいへん美味しいかったことから名前を尋ねた。地元民がムクと答えると、王様はもっとふさわしい名前がよいだろうと、その色合いからウノ(銀魚、[[은어2|은어]])と命名した。戦乱が落ち着いて都に戻った王様は、ハタハタの味が忘れられず、もう1度食べたいとわざわざ運ばせた。ところが長距離を移動したハタハタは味が落ちており、それに怒った王様は銀魚という名前を取り上げ、もとのムクに戻せと命じた。韓国語で「もとに」は「トロ(도로)」と発音し、もとのハタハタで「トロムク(도로묵)」。これがなまって現在のトルムクになったとされる。ちなみに現在の韓国語でウノ([[은어]])はアユのことを指す。
  
 
=== チャンチチム(タナカゲンゲの蒸し煮/장치찜) ===
 
=== チャンチチム(タナカゲンゲの蒸し煮/장치찜) ===
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