「莞島郡の料理」の版間の差分

1,878 バイト追加 、 2023年5月5日 (金) 08:28
20行目: 20行目:
  
 
== 代表的な特産品 ==
 
== 代表的な特産品 ==
*タシマ(コンブ/다시마)
+
=== エゾアワビ ===
*チョンボク(アワビ/전복)
+
:莞島郡では、2000年代の初めから海面生け簀を用いたエゾアワビ([[참전복]])の養殖が始まり、短期間で韓国を代表する生産地として急成長した。一般に莞島産のアワビ([[전복]])と言った場合は、養殖のエゾアワビを指す。莞島郡はコンブ([[다시마]])や、ワカメ([[미역]])の名産地でもあり、春から夏にかけてはコンブ、秋から春まではワカメをエゾアワビの飼料として育てる。1個のエゾアワビが7~80gまで育つのに、30kgのコンブ、ワカメを必要とするため、莞島郡が養殖で成功した一因として、コンブ、ワカメが豊富であったことがあげられる。
 +
 
 +
:*莞島アワビ通り
 +
::莞島邑の「海辺公園路124番キル(해변공원로 124번길)」一帯は、「莞島アワビ通り(완도전복거리)」と呼ばれ、水産協同組合、魚市場、アワビを自慢とする海鮮料理の専門店などが集まっている。
 +
 
 +
:*日本での輸入
 +
::日本では、2000年代の初めから莞島産のエゾアワビを輸入している。日本の財務省貿易統計によれば、2022年に輸入した韓国産活アワビは約2020トンにのぼり、輸入量全体(約2081トン)の97.1%を占める。輸入されるすべてが莞島産ではないが、莞島郡での生産量は全体の7割を超えているため、多くは莞島産だと考えられる。
 +
 
 +
=== 海藻類 ===
 +
:コンブ([[다시마]])や、ワカメ([[미역]])は、エゾアワビの飼料としてだけでなく、乾物としての販売も盛んである。ほかにも、海苔([[김]])、青海苔([[파래김]])、ヒジキ([[톳]])、ツルアラメ([[곰피]])、オゴノリ([[꼬시래기]])、マフノリ([[세모가시리]])などの海藻が特産品として知られる。
  
 
== 代表的な酒類・飲料 ==
 
== 代表的な酒類・飲料 ==
30,747

回編集