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=== 韓食の世界化とトッポッキ ===
 
=== 韓食の世界化とトッポッキ ===
 
*2008年に発足した李明博(イ・ミョンバク、이명박)政権は「韓食の世界化(한식세계화)」を掲げ、韓国料理のグローバルな普及を目指した。このとき世界の人々に受け入れられる韓国料理として[[プルコギ(牛焼肉/불고기)]]や[[キムパプ(海苔巻き/김밥)]]とともにトッポッキの名前もあがり、街中にトッポッキの専門店が増えていく一因となった。韓食ペディアの執筆者である八田靖史は、2011年6月にソウルで1日5軒のトッポッキ専門店を取材した際、多くの店で店員が「韓食の世界化」の象徴としてトッポッキを語っている姿にたいへん驚いた。そのエピソードは著書『韓国料理には、ご用心!』でも触れられている。<ref>八田靖史, 2013, 『韓国料理には、ご用心!』, 三五館, P203-204</ref>
 
*2008年に発足した李明博(イ・ミョンバク、이명박)政権は「韓食の世界化(한식세계화)」を掲げ、韓国料理のグローバルな普及を目指した。このとき世界の人々に受け入れられる韓国料理として[[プルコギ(牛焼肉/불고기)]]や[[キムパプ(海苔巻き/김밥)]]とともにトッポッキの名前もあがり、街中にトッポッキの専門店が増えていく一因となった。韓食ペディアの執筆者である八田靖史は、2011年6月にソウルで1日5軒のトッポッキ専門店を取材した際、多くの店で店員が「韓食の世界化」の象徴としてトッポッキを語っている姿にたいへん驚いた。そのエピソードは著書『韓国料理には、ご用心!』でも触れられている。<ref>八田靖史, 2013, 『韓国料理には、ご用心!』, 三五館, P203-204</ref>
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=== コロナ禍とロゼトッポッキの流行 ===
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:2020年の上半期以降、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の世界的な流行により、外食を控えて自宅で食事をする機会が増え、デリバリー、テイクアウト料理の需要が高まった。そのひとつとして韓国ではトッポッキが注目され、専門店が増えてメニューの多様化が進んだ。中でも2020年下半期から2021年にかけて大きく話題になったのがロゼトッポッキ([[로제떡볶이]])で、もともとパスタソースとして親しまれていたロゼソース(トマトクリームソース、[[로제소스]])を応用したものである。あるいはトマトソースをコチュジャンに置き換えて用いる場合もあり、これを韓国式のロゼソースとして「K-ロゼソース」と呼ぶこともある。ロゼトッポッキの流行は他の料理にも波及し、ロゼテイストのフライドチキンや、[[タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き/닭갈비)]]、[[チムタク(鶏と野菜の醤油煮/찜닭)]]などが登場した。
  
 
== 種類 ==
 
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