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'''チャジャンミョン'''([[짜장면]])は、韓国式ジャージャー麺。漢字では「炸醤麺」と書き、チャジャン(炸醤、[[짜장]])は炒め味噌、ミョン(麺、[[면]])は麺を意味する。韓国語では「[[자장면]]」とも表記する。豚肉、タマネギなどを、チュンジャン(春醤、[[춘장]])という黒味噌とともに炒め、水溶き片栗粉でとろみをつけてチャジャンを作る。これを中華麺にかけて提供し、食べる際は麺とチャジャンがよくからむように、箸で全体をよくかき混ぜて味わう。19世紀後半に中国の山東省から伝わったとされ、韓国では[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]と並んで中華料理の代表格として人気が高い。主に中華料理店で食べられるほか、粉食店やフードコートでも提供される。インスタント麺としてもチャジャンミョンは多くの商品が販売されている。チャジャンミョンのバリエーションとしては、[[カンチャジャン(とろみ抜きジャージャー麺/간짜장)]]や、サムソンチャジャンミョン(3種の海鮮ジャージャー麺、[[삼선짜장면]])、ユニチャジャンミョン(豚ひき肉ジャージャー麺、[[유니짜장면]])、ユスルチャジャンミョン(豚細切り肉ジャージャー麺、[[유슬짜장면]])などがある。また、チャジャンを麺ではなくごはんにかけたものは[[チャジャンパプ(ジャージャーごはん/짜장밥)]]と呼ぶ。
 
'''チャジャンミョン'''([[짜장면]])は、韓国式ジャージャー麺。漢字では「炸醤麺」と書き、チャジャン(炸醤、[[짜장]])は炒め味噌、ミョン(麺、[[면]])は麺を意味する。韓国語では「[[자장면]]」とも表記する。豚肉、タマネギなどを、チュンジャン(春醤、[[춘장]])という黒味噌とともに炒め、水溶き片栗粉でとろみをつけてチャジャンを作る。これを中華麺にかけて提供し、食べる際は麺とチャジャンがよくからむように、箸で全体をよくかき混ぜて味わう。19世紀後半に中国の山東省から伝わったとされ、韓国では[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]と並んで中華料理の代表格として人気が高い。主に中華料理店で食べられるほか、粉食店やフードコートでも提供される。インスタント麺としてもチャジャンミョンは多くの商品が販売されている。チャジャンミョンのバリエーションとしては、[[カンチャジャン(とろみ抜きジャージャー麺/간짜장)]]や、サムソンチャジャンミョン(3種の海鮮ジャージャー麺、[[삼선짜장면]])、ユニチャジャンミョン(豚ひき肉ジャージャー麺、[[유니짜장면]])、ユスルチャジャンミョン(豚細切り肉ジャージャー麺、[[유슬짜장면]])などがある。また、チャジャンを麺ではなくごはんにかけたものは[[チャジャンパプ(ジャージャーごはん/짜장밥)]]と呼ぶ。
  
== 表記 ==
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== 名称 ==
国立国語院の認めるチャジャンミョンの標準語表記は「[[짜장면]]」「[[자장면]]」の2種類がある。1986年に当時の文教部が外来語表記法を告示し、「zh」の音は「ㅈ」で表記すると定めたことで、それ以降は「[[자장면]]」のみが標準語とされていたが、実質的に広く使用されている「[[짜장면]]」など39語が、2011年8月に標準語として新たに追加され、両表記とも認められるようになった<ref>[https://www.korean.go.kr/front/board/boardStandardView.do?board_id=6&mn_id=19&b_seq=374 ‘짜장면’ 등 39항목 표준어로 인정] 、国立国語院ウェブサイト、2022年2月19日閲覧</ref>。
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中国料理の「炸醤麺(zhajiangmian)」に由来。チャジャン(炸醤、[[짜장]])は炒め味噌、ミョン(麺、[[면]])は麺を意味する。
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*表記
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:国立国語院の認めるチャジャンミョンの標準語表記は「[[짜장면]]」「[[자장면]]」の2種類がある。1986年に当時の文教部が外来語表記法を告示し、「zh」の音は「ㅈ」で表記すると定めたことで、それ以降は「[[자장면]]」のみが標準語とされていたが、実質的に広く使用されている「[[짜장면]]」など39語が、2011年8月に標準語として新たに追加され、両表記とも認められるようになった<ref>[https://www.korean.go.kr/front/board/boardStandardView.do?board_id=6&mn_id=19&b_seq=374 ‘짜장면’ 등 39항목 표준어로 인정] 、国立国語院ウェブサイト、2022年2月19日閲覧</ref>。
  
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
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