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;『李朝宮廷料理通考』(1957年)の記述 | ;『李朝宮廷料理通考』(1957年)の記述 | ||
− | : | + | :1957年に書かれた『李朝宮廷料理通考(이조궁정요리통고)』は、宮中にて最末期の厨房尚宮(厨房女官)として勤め、初代の朝鮮王朝宮中料理技能保有者(人間国宝に相当)と指定された韓煕順(ハン・ヒスン、한희순)が[[:Category:宮中料理の一覧|宮中料理]]の調理法をまとめた著書である(共著者に黄慧性、李惠卿)。本書には[[:Category:宮中料理の一覧|宮中料理]]としてトッポッキが紹介されており、その調理法が以下のように紹介されている。 |
:「牛肉を細かく刻んで、醤油、砂糖、胡椒、すりゴマ、ゴマ油、ネギ、ニンニクと合わせる。 緑豆モヤシとセリはさっとゆがき、シイタケ、ニンジン、タマネギ、エホバク(カボチャの未熟果、애호박)、オガリ(干し野菜、오가리)などは細切りにして、ゴマ油でそれぞれ別に炒めておく。餅(うるち米で作る棒状のもの)は4cmの長さに切って、再び4等分して熱湯でゆでる。薬味ダレに漬け込んだ牛肉を炒めたところ、茹でた餅を加えて混ぜ合わせる。餅に牛肉の味が染みたら、油で炒めておいた野菜を足し、塩加減を見て、汁が少なくなるように炒める。これを器に盛り、錦糸卵を飾る」(原文4) | :「牛肉を細かく刻んで、醤油、砂糖、胡椒、すりゴマ、ゴマ油、ネギ、ニンニクと合わせる。 緑豆モヤシとセリはさっとゆがき、シイタケ、ニンジン、タマネギ、エホバク(カボチャの未熟果、애호박)、オガリ(干し野菜、오가리)などは細切りにして、ゴマ油でそれぞれ別に炒めておく。餅(うるち米で作る棒状のもの)は4cmの長さに切って、再び4等分して熱湯でゆでる。薬味ダレに漬け込んだ牛肉を炒めたところ、茹でた餅を加えて混ぜ合わせる。餅に牛肉の味が染みたら、油で炒めておいた野菜を足し、塩加減を見て、汁が少なくなるように炒める。これを器に盛り、錦糸卵を飾る」(原文4) | ||
:【原文4】 | :【原文4】 |