「奉化郡の料理」の版間の差分

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=== ハニャググイ(韓薬牛の焼肉/한약우구이) ===
 
=== ハニャググイ(韓薬牛の焼肉/한약우구이) ===
 
[[ファイル:15091903.JPG|thumb|300px|1人前のサルバプチョンシク]]
 
[[ファイル:15091903.JPG|thumb|300px|1人前のサルバプチョンシク]]
:サルバプとは米飯の意味であり、1人前ずつ釜炊きしたごはんにたくさんの副菜を添えた定食をサルバプチョンシクと称している。副菜は[[ハンジョンシク(韓定食/한정식)]]のようにテーブルを埋め尽くすほどに並べられ、[[テンジャンチゲ(味噌鍋/된장찌개)]][[プルコギ(牛焼肉/불고기)]][[センソングイ(焼き魚/생선구이)]]といったごはんに合う料理が多い。多くの店では副菜の種類や品数によって価格を細分化している。釜のごはんは別の茶碗に取り分け、熱の残った釜には水やお茶を注いで[[ヌルンジ(おこげ湯/누룽지)]]としても味わう。
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:奉化郡では韓方材の栽培が盛んであり、それを利用した韓牛の飼育も盛んである。これらを韓方材(韓薬)を食べさせた牛という意味で、韓薬牛(ハニャグ)、または奉化韓薬牛(ポンファハニャグ)と呼ぶ。韓薬牛と呼ばれるのは奉化郡で生まれた牛に、生後28ヶ月以上、専用の飼料を食べさせて育てたものを指し、また肉質は1等級以上に限る<ref>安東奉化畜産業協同組合作成の奉化韓薬牛パンフレット</ref>。韓薬牛の飼料として使われる韓方材は6種類あり、当帰(トウキの根、[[당귀]])、白朮(オオバオケラの根、[[백출]])、陳皮(ミカンの皮、[[진피]])、桔梗(キキョウの根、[[도라지]])、芍薬(シャクヤクの根、[[작약]])、黄耆(キバナオウギの根[[황기]])を混ぜ合わせて作る。韓薬牛の飼育は1993年に始まった。
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*飲食店での提供
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:奉化郡内の飲食店では、カルビサル(カルビ、[[갈비살]])、トゥンシム(ロース、[[등심]])、ユッケ([[육회]])、プルコギ(牛焼肉、[[불고기]])などのメニューを提供している。
  
 
=== ハングァ(伝統菓子/한과) ===
 
=== ハングァ(伝統菓子/한과) ===
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