チンパン(あんまん/찐빵)
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チンパン(찐빵)は、あんまん。
概要
チン(찐)は蒸した、パン(빵)は食パンや菓子パンなどのパンを意味するが、今川焼きやタイ焼き、饅頭なども広くパンと称される。本来は商標であるが、ホッパン(호빵)という名称も広く使われる。北朝鮮ではチュンギパン(蒸気パン、증기빵)と呼ぶ。小麦粉の生地にあんこを入れ、蒸し器や釜などで蒸して作る。生マッコリを入れて生地を発酵させる場合もある。市場、露店、コンビニエンスストア、サービスエリアなどで販売され、スーパーマーケットなどでは冷蔵、冷凍食品としても販売される。一部には専門店もある。江原道横城郡の安興(アヌン、안흥)地区では古くからチンパン作りが盛んであり、安興チンパン(안흥찐빵)の名前でブランド化している。
- 肉まん
- 一般にチンパンと言うとあんまんを指すが、肉まんのようなその他の中華まんを総称する単語としても用いられる。特にあんまんと区別して肉まんを呼ぶときは、ワンマンドゥ(肉まん/왕만두)を用いるか、または肉を意味するコギ(고기)をつけてコギチンパン(肉まん、고기찐빵)、コギマンドゥ(고기만두)と呼ぶこともある。なお、ピザまんはピジャチンパン(피자찐빵)、カレーまんはカレチンパン(카레찐빵)と呼ぶ。
- アンパンマン
地域
- 江原道横城郡
- 江原道横城郡の安興面(アヌンミョン、안흥면)で作られるチンパンは、アヌンチンパン(安興式のあんまん、안흥찐빵)と呼ばれて名物になっている。1971年12月に嶺東高速道路 (영동고속도로)が開通する以前、ソウル市から東海岸に向かう場合は国道42号線を利用するのが一般的で、通過地点に当たる安興面では長距離を移動する人たちの空腹を満たすためにチンパンを作って販売した。これが評判を得て、店が増えたことから一帯は「安興チンパン村(안흥찐빵마을)」と呼ばれるようになった。現在は高速道路のサービスエリアなどでも販売される。2022年2月には複合文化空間の「安興チンパンモラクモラク村(안흥찐빵모락모락마을)」が開館し、チンパン作りの体験などが楽しめるようになっている。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)