タンフル(フルーツ飴/탕후루)
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
タンフル(탕후루)は、フルーツ飴。
概要
タンフル(탕후루)は中国語の「糖葫蘆、糖葫芦(タンフールー)」に由来し、サンザシ(산사)の実や、イチゴ、ミカン、キウイなどのフルーツを串に刺して、溶かした砂糖でコーティングしたものを指す。韓国では2002~03年頃にブームがあり、屋台で販売される菓子として人気を集めた[1]。その後、2010年代後半から2020年代にかけて再び注目が集まり、2023年には大きなブームとなった。代表的なフランチャイズ店「タルコム王家タンフル(달콤왕가탕후루)」の場合、2019年に創業すると、2020年に16店舗、2023年に11店舗、2022年に43店舗から、2023年9月時点で420店舗に急成長した[2]。新たなブームの背景としては、SNSや動画コンテンツの広まりにより、砂糖コーティングのパリパリとした食感がASMR動画と結びついたことが一例としてあげられる。ブームの拡大によってフルーツのみならず、野菜や餅などを具として用いたり、ドリンクの飾りとしてトッピングに利用したりするなどの広まりも見られる。
脚注
- ↑ 「りんご飴」大人気!! 、ソウルナビ、2024年7月13日閲覧
- ↑ 가맹점 수 10배 된 왕가탕후루 대표 국감장에 불려나간다 왜? 、ヘラルド経済(2023年9月27日付記事)、2024年7月13日閲覧
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)