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コッケチム(꽃게찜)は、ワタリガニ蒸し。
概要
コッケ(꽃게)はワタリガニ、チム(찜)は蒸し料理の意。ワタリガニを丸ごと蒸して作る。蒸したワタリガニは包丁でぶつ切りにしてかぶりついて味わう。また、大豆モヤシやセリなどと辛い味付けの蒸し煮にした料理もコッケチムと呼ぶことがある。辛い蒸し煮はコッケポムボク(ワタリガニの蒸し煮、꽃게범벅)とも呼ぶ。ワタリガニ料理の専門店をはじめ、刺身専門店、魚介料理店などでメニューに並ぶ。ワタリガニを用いた料理としては、ほかにカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け/간장게장)、ヤンニョムケジャン(ワタリガニの辛味ダレ漬け/양념게장)、コッケタン(ワタリガニ鍋/꽃게탕)などがある。
- 主産地
- 仁川市の江華島(カンファド、강화도)沖を主産地として、西海岸の各地域に水揚げされる。2024年の全国生産量は2万0817トンであり、1位の忠清南道が9133トン(48.9%)、2位の仁川市が4049トン(19.5%)、3位の全羅北道が3823トン(18.4%)を占める[1]。
- 旬
- 4~6月頃に卵を持ったメスが西海岸の各漁港に水揚げされ、この時期をいちばんの旬と考えることが多い。卵にこだわらなければ秋のほうが身が詰まって美味しいと評価され、9~10月にはオスのワタリガニが、10~12月にはメスのワタリガニが旬を迎える。6月下旬~8月下旬は禁漁期となっている[2]。
脚注
- ↑ 어업별 품종별 통계 、統計庁ウェブサイト、2025年3月3日閲覧
- ↑ 금어기·금지체장 소개 、国立水産科学院ウェブサイト、2025年3月3日閲覧
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)