タンピョンチェ(宮中式の和え物/탕평채)

2024年7月18日 (木) 22:09時点におけるHatta (トーク | 投稿記録)による版 (→‎概要)
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。

タンピョンチェ탕평채)は、宮中式の和え物。

タンピョンチェ

概要

タンピョンチェ(탕평채)は漢字で「蕩平菜」と書き、どちらにも偏らないという意味の「蕩蕩平平(탕탕평평)」という言葉に由来する。18世紀初頭に権力闘争を繰り広げる官僚たちを諌め、公平な立場を求めた蕩平策(탕평책)という政策に添えて、象徴的な料理として出されたことから蕩平菜の名で呼ばれるようになった。チョンポムク(緑豆寒天、청포묵)や、野菜やキノコのナムル(ナムル/나물)、錦糸卵などを大皿に盛り付け、酢醤油をかけて全体をよく混ぜ合わせて食べる。宮中料理のひとつであり、宮中料理店や韓定食店において提供される。慶尚北道栄州市の郷土料理、テピョンチョ(そば寒天入りキムチ鍋/태평초)はタンピョンチェをルーツとして作られたものとされる。

脚注


外部リンク

制作者関連サイト

関連項目