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トガニタン（도가니탕）は、牛膝肉のスープ。
概要
トガニ（도가니）は牛の膝蓋骨とその付近の肉のこと。タン（탕）はスープ料理を表す。トガニをはじめ、さまざまな部位の牛肉をニンニク、ショウガ、長ネギなどと長時間煮込んでスープを作り、塩、コショウで味をつける。薄味に仕上げ、食べる際に好みでさらに塩を加える。トガニは具としても用い、骨まわりの肉に酢醤油をつけて食べる。ソルロンタン（牛スープ／설렁탕）、コムタン（牛スープ／곰탕）といったスープ料理を専門店で一緒に出されることが多い。牛の各部位を煮込んだスープ料理としては、ほかにカルビタン（牛カルビのスープ／갈비탕）、コリコムタン（牛テールスープ／꼬리곰탕）、ソモリクッパプ（牛頭部のスープごはん／소머리국밥）、ウジョクタン（牛の足のスープ／우족탕）などがある。
- 興奮のトガニタン
- トガニ（도가니）は牛の膝蓋骨とその付近の肉を指すとともに、同音異義語として「坩堝（るつぼ）」という意味もある。金属を溶かすときに用いる壷状の容器であり、日本語と同じく「興奮の坩堝（흥분의 도가니）」という比喩表現にも用いられるが、これを面白おかしく「興奮のトガニタン（흥분의 도가니탕）」と表現することもある。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活（韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト）
- 八田靖史プロフィール（八田靖史のプロフィール）