コムタン(牛スープ/곰탕)

2024年7月17日 (水) 00:51時点におけるHatta (トーク | 投稿記録)による版 (→‎関連項目)
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。

コムタン곰탕)は、牛スープ。

コムタン

概要

コム()は長い時間かけて煮出すということ。タン()はスープの意。コムクッ(곰국)とも呼ばれる。牛の胸部の肉、スネ肉、肺、胃、腸などの各部位を長時間煮込み、そのスープに茹でた牛肉を薄切りにしたものを具として乗せ、ネギなどの薬味を加えて食べる。ごはんを入れて食べてもよい。専門店もあるが、一般の食堂でも食べられる料理である。類似料理にはソルロンタン(牛スープ/설렁탕)があり、またほかにコムタンの名がつく料理としては、鶏肉を煮込んだタッコムタン(鶏スープ/닭곰탕)、牛のテールを煮込んだコリコムタン(牛テールスープ/꼬리곰탕)、牛の頭肉を煮込んだソモリコムタン(牛頭肉のスープ/소머리곰탕)などがある。牛の各部位を煮込んだスープ料理としては、ほかにカルビタン(牛カルビのスープ/갈비탕)トガニタン(牛膝肉のスープ/도가니탕)ウジョクタン(牛の足のスープ/우족탕)などがある。

  • ナジュコムタン
 
ナジュコムタン
全羅南道羅州市はコムタンが郷土料理になっており、地域名を冠してナジュコムタン(羅州式の牛スープ、나주곰탕)と呼ばれる。1910年創業の「ハヤンチプ(하얀집)」は、韓国で2番目に歴史の古い飲食店として有名である。

種類

  • コリコムタン(牛テールスープ/꼬리곰탕)
  • ナジュコムタン(羅州式の牛スープ/나주곰탕)
  • タッコムタン(鶏スープ/닭곰탕)
  • ミナリコムタン(セリ入りの牛スープ/미나리곰탕)
  • ソモリコムタン(牛頭肉のスープ/소머리곰탕)

脚注


外部リンク

制作者関連サイト

関連項目