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オリタン(오리탕)は、アヒル鍋。
概要
オリ(오리)はアヒル。タン(탕)は鍋、スープ料理の総称。ぶつ切りにしたアヒル肉を、セリなどの野菜とともに煮込んで作る。味付けは味噌、醤油、粉唐辛子でピリ辛に仕上げ、エゴマの粉を加えて香ばしさを出す。エゴマの粉とチョコチュジャン(唐辛子酢味噌、초고추장)を混ぜたタレを用意し、アヒルの肉をつけて食べることもある。主にアヒル料理の専門店で食べるメニューであり、光州市の郷土料理としても有名である。アヒルを使った料理としては、ほかにオリプルコギ(アヒルの味付け焼肉/오리불고기)、オリペクスク(アヒルの水炊き/오리백숙)などがある。
地域
- 光州市
- オリタンは光州市をを代表する5つの料理「光州5味」のひとつに数えられる。光州駅近くの北区柳洞(プック ユドン、북구 유동)に専門店が集まっており、一帯は「アヒル料理の通り(オリヨリエ ゴリ、오리요리의 거리)」と呼ばれている。この通りにオリタンの専門店ができ始めたのは1970年代からで、羅州市でアヒル農家を経営していた人物が、柳洞の食堂に卸し始めたのがきっかけとされる[1]。柳洞の専門店ではオリタンとともに生のセリが用意されるので、これを追加で煮込みながら味わう。アヒルの肉はチョコチュジャン(唐辛子酢味噌、초고추장)とエゴマの粉を混ぜたタレにつけて味わう。なお、光州市を囲む全羅南道はアヒルの飼育が盛んであり、飼育数は全国1位(2024年1~3月期)を誇る[2]。
脚注
- ↑ 오리탕거리 、光州歴史文化資源ストーリーテリング、2020年1月13日閲覧
- ↑ 오리 시도/사육규모별 가구수 및 마리수 、統計庁、畜産物品質評価院「家畜動向調査」、2024年6月11日閲覧
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)