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コンナムルクッパプ(콩나물국밥)は、大豆モヤシのスープごはん。
概要
コンナムル(콩나물)は大豆モヤシ。クッパプ(국밥)はスープにごはんを入れた料理の総称を指す。朝にヘジャンクッ(酔い覚ましのスープ/해장국)として食べられることも多く、コンナムルヘジャンクッ(콩나물해장국)とも呼ぶ。煮干、昆布、大根などを煮込んだスープに、ごはんと大豆モヤシ、茹でイカ、青唐辛子、刻みネギ、刻み海苔などを入れる。生卵を落とすことも多い。味付けは塩、醤油、アミの塩辛などで整え、粉唐辛子、みじん切りニンニクなども加える。家庭料理として作られるほか、食堂、スープ料理店などで提供される。全羅北道全州市の郷土料理として知られ、市内には数多くの専門店がある。大豆モヤシを利用した料理としては、ほかにコンナムルムチム(大豆モヤシのナムル/콩나물무침)、コンナムルクッ(大豆モヤシのスープ、콩나물국)、コンナムルバプ(大豆モヤシごはん、콩나물밥)などがある。
- 南部市場式(남부시장식)
- 全州市の南部市場(ナムブシジャン、남부시장)内にある「現代屋(현대옥)」のスタイルで、ぐつぐつと煮立てずに提供する。スラン(半熟よりも生に近い湯せん卵、수란)を添えるのも特徴のひとつで、コンナムルクッパプのスープをスプーンに2、3杯注ぎ、海苔をちぎり入れて、即席の卵スープとして飲む。
- 煮込み式(끓이는식)
- 全州市の完山区高士洞(ワンサング コサドン、완산구 고사동)に位置する「三百家(삼백집)」のスタイルで、ぐつぐつ煮立てた状態で、スープに生卵を落として提供する。
- 母酒(모주)
- 母酒(モジュ、모주)は、マッコリにナツメ、ショウガ、シナモン、砂糖などを加えて煮込んだ飲料。濁酒の一種に含まれるが、アルコールは加熱によってほぼ飛んだ状態である。全羅北道全州市の地酒、伝統飲料として知られ、酔い覚ましによいとされることから、地域のヘジャンクッ(酔い覚ましのスープ/해장국)であるコンナムルクッパプの専門店などで提供される。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)