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坡州市(パジュシ、파주시)は京畿道の北西部に位置する地域。本ページでは坡州市の料理、特産品について解説する。
地域概要
坡州市は京畿道の北西部に位置する地域。市の北部は京畿道の漣川郡、東部は京畿道の楊州市、南部は京畿道の高陽市、南西部は京畿道の金浦市と接する。また、北西部は軍事分界線を挟んで北朝鮮と面する。人口は49万5315人(2022年12月)[1]。
食文化の背景
市北西部の板門店(パンムンジョム、판문점)は、1953年7月27日に朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた場所であり、軍事分界線を挟んで南北が対峙する共同警備区域となっている。南北の分断を象徴する最前線の地域であり、臨津江(イムジンガン、임진강)を越えた地域は民間人統制区域に指定され、住民や軍関係者以外は所定の手続きを踏まなければ立ち入りが禁止されている。その反面、民間人統制区域内は人の往来が少ないことから、清浄な環境が保たれた地域として農産物への評価が高く、名産品であるチャンダンコン(長湍産の大豆、장단콩)をはじめ米、果物、高麗人参などを自慢としている。臨津江でとれるウナギ(뱀장어)、メフグ(황복)、チュウゴクモクズガニ(참게)も有名であるが、近年は漁獲量が減っている。代表的な郷土料理には、チャンダンコンを用いたトゥブジョンゴル(豆腐鍋、두부전골)や、トゥブボッサム(温豆腐と茹で豚の葉野菜包み、두부보쌈)、チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)、ファンボクフェ(メフグの刺身、황복회)、チャムゲタン(チュウゴクモクズガニの鍋、참게탕)などがある。
代表的な料理
- マヌルパン(ガーリックパン/마늘빵)炭県面城洞里
- メギメウンタン(ナマズの辛い鍋/매기매운탕)
- ポリパプ(麦飯定食/보리밥)広灘面霊場里
- チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)
- チャムゲジャン(チュウゴクモクズガニの薬味醤油漬け/참게장)
- ファンボクフェ(メフグの刺身/황복회)
代表的な特産品
- チャンダンコン(長湍豆/장단콩)郡内面
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
エピソード
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2023年1月31日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)