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楊平郡(ヤンピョングン、양평군)は京畿道の東部に位置する地域。本ページでは楊平郡の料理、特産品について解説する。
地域概要
楊平郡は京畿道の東部に位置する地域。郡の北部は京畿道の加平郡と江原道の洪川郡、東部は江原道の横城郡、南東部は江原道の原州市、南部は京畿道の驪州市、南西部は京畿道の広州市、北西部は京畿道の南楊州市と接する。人口は12万2323人。(2022年12月)[1]。
食文化の背景
楊平郡はソウル市の中心部を流れる漢江(ハンガン、한강)の上流域にあたり、北漢江(プカンガン、북한강)と南漢江(ナマンガン、남한강)が出合う水運の要衝地として、江原道や忠清道一帯から文物の集まる場所として古くから栄えた。その象徴的な存在が五日市場の「葛山場(カルサンジャン、갈산장)」で、1770年に編纂された『東国文献備考(동국문헌비고)』に記録が残ることから[2]、その歴史は少なくともそれ以前までさかのぼる。葛山場は現在の「楊平ムルマルグン市場(ヤンピョンムルマルグンシジャン、양평물맑은시장)」にあたり、常設市場ながら、3と8のつく日には五日市も開かれて大勢の人で賑わう。楊平ムルマルグン市場内の名物料理には、トレチャン(豚の腸間膜焼き/도래창)がある。そのほかの郷土料理として、玉泉面(オクチョンミョン、옥천면)地区には朝鮮戦争時に黄海道海州市から避難してきた人たちが伝えたオクチョンミョン(玉泉冷麺/옥천냉면)があり、郡南部の介軍面貢税里(ケグンミョン コンセリ、개군면 공세리)地区にはヘジャンクッ(酔い覚ましのスープ/해장국)の専門店が集まっている。楊平郡のヘジャンクッは全国的に有名で、「楊平ヘジャンクッ(양평해장국)」の名前で広く知られている。
代表的な料理
- トレチャン(豚の腸間膜焼き/도래창)楊平邑楊根里
- オクチョンネンミョン(玉泉冷麺/옥천냉면)玉泉面
- ヘジャンクッ(酔い覚ましのスープ/해장국)
代表的な特産品
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
エピソード
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2023年1月29日閲覧
- ↑ 東國文獻備考巻七十二(郷市/京畿/楊根) 、デジタル蔵書閣(韓国中央研究院)、2023年5月18日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)