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忠州市(チュンジュシ、충주시)は忠清北道に位置する地域。本ページでは忠州市の料理、特産品について解説する。
地域概要
忠州市は忠清北道の北部に位置し、北部は江原道の原州市、東部は忠清北道の堤川市、南東部は慶尚北道の聞慶市、南部は忠清北道の槐山郡、西部は忠清北道の陰城郡、北西部は京畿道の驪州市と接する。人口は20万9940人(2018年6月)で忠清北道の自治体としては清州市に次いで2番目に多い[1]。
市内は4つの行政区に分かれており、北部が清原区(チョンウォング、청원구)、東部から南部にかけてが上党区(サンダング、상당구)、南西部が西原区(ソウォング、서원구)、西部が興徳区(フンドック、흥덕구)と呼ばれる。市の東部が山岳地域であるのに対し、中央部から西部にかけては平野部であり、北部から南西部に向けて錦江(クムガン、금강)の上流域である美湖川(ミホチョン、미호천)が流れる。市の中央部にはかつて清州邑城(チョンジュウプソン、천주읍성)があり、城壁などは日本によって1910年代に撤去されたものの、現在その一帯が市の中心部として栄える。忠清北道庁、清州市庁などの行政機能に加え、繁華街のソンアンキル(성안길)や、ユッコリ総合市場(ユッコリチョンハプシジャン、육거리종합시장)、清州中央公園(チョンジュチュンアンゴンウォン、청주중앙공원)などの代表的な観光地がある。ソウルから清州市までは、ソウル駅、龍山駅から五松駅までKTXで4~50分の距離。東ソウル総合ターミナル、ソウル高速バスターミナルなどから清州高速ターミナル、清州市外バスターミナルまで高速バスで約1時間40分。市内にある清州国際空港は日本の関西国際空港から直行便が出ており、市街地までは市内バスで約30分の距離である。
- 旧・清原郡
- 清原郡(チョンウォングン、청원군)はかつて忠清北道にあった地域。旧・清州市をドーナツ状に囲んでいた。2014年7月に清州市と合併し、名称はそのまま清州市として吸収された。
食文化の背景
代表的な料理
- クォンシャブシャブ(キジ肉のしゃぶしゃぶ/꿩샤브샤브)水安堡面
- クォンフェ(キジ肉の刺身/꿩회)水安堡面安堡里
- マッククス(冷やしそば/막국수)中央塔面塔坪里
- メミルチキン(そばフライドチキン/메밀치킨)中央塔面塔坪里
代表的な特産品
- サグァ(リンゴ/사과)
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- 大将軍(대장군)
- 住所:忠清北道忠州市水安堡面弥勒宋渓路105(安堡里74-55)
- 住所:충청북도 충주시 수안보면 미륵송계로 105(안보리 74-55)
- 電話:043-846-1757
- 料理:キジ肉料理
- メミルマダン(메밀마당)
- 住所:忠清北道忠州市中央塔面中央塔キル103(塔坪里42)
- 住所:충청북도 충주시 중앙탑면 중앙탑길 103(탑평리 42)
- 電話:043-855-0283
- 料理:マッククス(冷やしそば)、フライドチキン
エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2018年5月に初めて忠州市を訪れた。中央塔面(チュンアンタムミョン、중앙탑면)地区の比較的近い距離に、高句麗時代の石碑である忠州高句麗碑(国宝第205号)と、統一新羅時代の忠州塔平里七層石塔(国宝第6号)が残っているのを見て、忠州が三国時代における勢力争いの要衝であったことを目の当たりにしたようで大きく感銘を受けた。
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2018年7月30日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)