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永同郡(ヨンドングン、영동군)は忠清北道に位置する地域。本ページでは永同郡の料理、特産品について解説する。
地域概要
永同郡は忠清北道の南部に位置し、北部は忠清北道の沃川郡と慶尚北道の尚州市、東部は慶尚北道の金泉市、南部は全羅南道の茂朱郡、西部は忠清南道の錦山郡と接する。人口は3万3876人(2018年6月)[1]。郡の東部から南部にかけては小白山脈が南北に伸びており、西部では錦江(クムガン、금강)が南から北へと流れる。永同郡は韓国三大楽聖のひとりに数えられる朝鮮時代の音楽家、朴堧(パク・ヨン、박연)を輩出したことから国楽(伝統音楽)の本場を掲げており、朴堧の号である蘭渓(ナンゲ、난계)から取った「永同蘭渓国楽祭り(영동난계국악축제)」が毎年秋に開催される。また、郡内の深川面高塘里(シムチョンミョン コダンニ、심천면 고당리)地区には「永同国楽体験村(ヨンドンクガクチェホムチョン、영동국악체험촌)」があり、伝統音楽の公演や、伝統楽器の体験プログラムを実施している。敷地内には世界でもっとも大きな太鼓としてギネスブックにも登録された天鼓(チョンゴ、천고)があり、叩くと願い事がひとつ叶うとされている。サイズは胴部の直径が6.4m、打面の直径が5.5m、長さ6m、重さ4トンで、40頭分の牛皮と2万4000本の松を利用し、14ヶ月の制作期間を経て2010年8月に完成した。これらは名産であるワイン関連の施設とともに、永同郡の代表的な観光地として知られる。ソウルから永同郡までは、ソウルから永同郡までは、東ソウル総合ターミナルから永同市外バス共用ターミナルまで高速バスで約2時間30分の距離。
- レインボー永同
- 永同郡では地域のイメージとして「レインボー永同(레인보우 영동)」を掲げている。地域の名物である、リンゴ(赤)、柿(オレンジ)、国楽(黄)、山(緑)、澄んだ水(青)、ブドウ(藍色)、ワイン(紫)がそれぞれ虹の7色に対応する。
食文化の背景
代表的な料理
- オジュク(淡水魚の粥/어죽)
- ワインサムギョプサル(豚バラ肉のワイン漬け焼き/와인삼겹살)
代表的な特産品
- ポド(ブドウ/포도)
- コッカム(干し柿/곶감)
代表的な酒類・飲料
- ワイン(ワイン/와인)
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- ペヨンスク山野草パプサン(배영숙산야초밥상)
- 住所:忠清北道報恩郡俗離山面法住寺路251(舍乃里280-1)
- 住所:충청북도 보은군 속리산면 법주사로 251(사내리 280-1)
- 電話:043-543-1136
- 料理:テチュトルソッパプ(ナツメ釜飯)
エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2018年5月に初めて報恩郡を訪れた。名産であるナツメ農園に立ち寄ったところ、これまでに食べたことのない大粒のナツメに出合い、その大きさのみならず、味の豊かさにたいへん驚いた。
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2018年7月10日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)