カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け/간장게장)

2017年11月28日 (火) 00:26時点におけるHatta (トーク | 投稿記録)による版 (→‎外部リンク)
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。

カンジャンケジャン간장게장)は、ワタリガニの醤油漬け。カンジャン(간장)は醤油、ケジャン(게장)はカニを薬味醤油や辛い薬味ダレに漬けたものを表す。本来はカニ全般の醤油漬けを指す料理名だが、ワタリガニで作られることがもっとも多く、カンジャンケジャンだけでワタリガニの醤油漬けを意味することが多い。ワタリガニはコッケ(꽃게)と呼び、コッケジャン(꽃게장)、またはカンジャンコッケジャン(간장꽃게장)とも呼ぶ。生のワタリガニを丸ごと薬味醤油に漬け込んで作る。食べる際は殻ごとぶつ切りにして、中の身を味わうとともに、甲羅についたカニミソや内子(未成熟卵)も味わう。また、甲羅にごはんを入れて混ぜて食べるのも定番であり、その相性のよさからごはん泥棒(밥도둑)とも称される。主に専門店や海鮮料理店のメニューに並ぶほか、市場でも販売される。ワタリガニ以外のカンジャンケジャンとしては、イシガニ(민꽃게)、ケガニ(털게)、チュウゴクモクズガニ(참게)などを用いる。また、近年は同様の薬味醤油にエビを漬け込んだ、カンジャンセウ(エビの薬味醤油漬け、간장새우)の人気も高い。類似の料理には、ヤンニョムケジャン(ワタリガニの辛味ダレ漬け/양념게장)がある。

脚注


外部リンク

関連項目