カクトゥギ(大根の角切りキムチ/깍두기)
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カクトゥギ(깍두기)は、大根の角切りキムチ。カクトゥギはさいの目切りにする様子を意味する「カクトゥクカクトゥク(깍둑깍둑)」という擬音を語源とする。宮中料理ではソンソンイ(송송이)とも呼ぶ。日本ではカクテキと呼ばれることも多い。さいの目に切って塩漬けにした大根を、粉唐辛子、ニンニク、ショウガ、塩辛などを混ぜ合わせた薬味ダレに漬け込んで作る。主に家庭の常備菜、副菜として作られるほか、飲食店でも副菜のひとつとして提供される。中でもソルロンタン(牛スープ/설렁탕)や、[コムタン(牛スープ/곰탕)]]といったスープ料理との相性がよいとされ、これらを専門とする店ではカクトゥギを自慢とするところが多い。また一部の店ではカクトゥギの汁を、スープに入れて味付けにしたりもする。類似の料理としては、ムキムチ(大根のキムチ/무김치)、チョンガッキムチ(小大根のキムチ/총각김치)などがある。