ハットグ(アメリカンドッグ/핫도그)

2015年4月5日 (日) 16:59時点におけるHatta (トーク | 投稿記録)による版
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ハットグ핫도그)は、アメリカンドッグ。主に屋台料理として販売され、間食として親しまれている。ケチャップ、マスタードを好みでかけて食べるが、砂糖をまぶしてからケチャップをかける場合もある。

ハットグ

名称

ハットグは英語の「hot dog」を韓国読みしたもの。日本でいうホットドッグ(細長いパンにソーセージを挟んだもの)も同様の表記でハットグと呼ばれるが、本ページでは日本でいうアメリカンドッグ(英語でいうコーンドッグ)について説明をする。日本ではハッドグとの表記も見られるが、本辞典においては「ハットグ」を使用する。発音表記は[하또그]。

概要

ハットグは日本でいうアメリカンドッグ。串を刺したソーセージに小麦粉などで作った甘い生地を絡め、油で揚げたものに好みでケチャップやマスタード、砂糖などをかけて味わう。生地にパン粉をまぶすことも多い。韓国では屋台料理のひとつとして定着しており、トッポッキ(餅炒め/떡볶이)や、ホットク(蜜入りのお焼き/호떡)などとともに販売している姿を見かける。また、高速道路のサービスエリアや、デパ地下などのフードコート、コンビニエンスストアでも販売される。冷凍食品など家庭用の商品もある。韓国独自の工夫としては、フライドポテトを貼り付けたハットグがある(種類 カムジャハットグ(감자핫도그)参照)。

トッピング

  • ケチャップとマスタード
ハットグにはケチャップ、マスタードを好みでかけて味わう。屋台においては店主がかけてくれる場合とセルフサービスの場合の両方がある。
  • 砂糖
 
砂糖をふりかけたハットグ
店によって砂糖を振りかけてからケチャップをかける場合がある。このスタイルはかつて主流だったもので、イェンナルハットグ(昔風のアメリカンドッグ、옛날핫도그)と呼ばれることもある。日本では北海道の道東地域に同様の食べ方が見られ、フレンチドッグという名前で定着している。

歴史

1930~40年代

ハットグの原型であるコーンドッグは、1930年代後半から1940年代前半にかけてアメリカで生まれたものと考えられている[1]

1970年代

韓食ペディアの執筆者である八田靖史が、身近な韓国人やその友人らに記憶を振り返ってもらったところ、1970年代半ば頃に食べた記憶がもっとも古いとする声が聞かれた。

2010年代

  • 「HOT DOG ON A STICK」の進出
2013年7月、アメリカのハットグ専門店「HOT DOG ON A STICK」(1946年創業)が韓国に進出した[2]

種類

ハットグには次のような種類がある。

  • カムジャハットグ(감자핫도그)
 
カムジャハットグ
フライドポテトを貼り付けたハットグ。カムジャハットグは、ジャガイモアメリカンドッグという意味だが、モンナニハットグ(出来損ないのアメリカンドッグ、못난이핫도그)、マンドゥギハットグ(田舎者のアメリカンドッグ、만득이핫도그)という名称もある。
  • イェンナルハットグ(옛날핫도그)
昔風のハットグ。砂糖をまぶしたものを指すことが多い。

日本における定着

1964年に食品会社の「福三」が日本へと持ち込み、東京、青山に当時あった「東京ボウリングセンター」内の売店で初めて販売したとされる[3]

エピソード

  • 韓食ペディアの執筆者である八田靖史は屋台のハットグを購入する際、何も言わずとも店主が揚げ直してアツアツを提供してくれた場合は勝ち、揚げ置きをただ手渡された場合は負け、かつそれが明らかに冷めていた場合は大負け、というマイルールを楽しんでいる[4]

地域

特になし

脚注

  1. Corn dog 、Wikipedia、2015年4月6日閲覧
  2. HOT DOG ON A STICK 、公式ウェブサイト、2015年4月6日閲覧
  3. 高速サービスエリアスペシャル 2005年12月24日放送 、出没!アド街ック天国(アーカイブ)、2015年4月6日閲覧
  4. [http://www.kansyoku-life.com/2000/02/1950.html コリアうめーや!!第71号/小腹が空いたら屋台へGO!!] 、韓食生活、2015年4月6日閲覧

外部リンク

関連項目