クジョルパン(宮中式クレープ包み/구절판)
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この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
クジョルパン(구절판)は、宮中式クレープ包み。
概要
宮中料理のひとつで、漢字では九折坂(九折板、九節板、九節坂とする場合もある)と書く。クジョルパンチャンハプ(九折坂饌盒、구절판찬합)と呼ばれる8角形の器に8種類の具を入れ、中央に置いたチョンビョン(小麦粉を水で溶いてクレープ状の薄焼きにしたもの、전병)で具を巻いて食べる。具は陰陽五行思想に基づき、白、青(緑)、黄、黒、赤の食材を配置する。具に用いられるのは、炒めた牛肉、シイタケ、イワタケなどのキノコ類、モヤシ、キュウリ、キキョウの根、人参などのナムル(나물)。また卵黄と卵白を別にした錦糸卵(황백지단)などがあげられる。チョンビョンに好みの具を包み、カラシソースをつけて食べる。シンソルロ(宮中式鍋料理/신선로)と並んで宮中料理の代表格とされ、宮中料理店や、韓定食店などでコースの一部として提供される。類似の料理として、松の実、生栗、銀杏、干柿、干肉、らくがん、クルミ、アンズ、チョングァ(果物やショウガ・レンコンなどを蜂蜜や砂糖水で煮詰めた菓子、정과)などをクジョルパンチャンハプに詰めたマルンクジョルパン(宮中式前菜の盛り合わせ、마른구절판)がある。また、具材を6種類にしたものは、数字の「チル(七)」を用いてチルジョルパン(칠절판)と呼ぶ。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)