ヤックァ(小麦粉生地の揚げ菓子/약과)
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ヤックァ(약과)は、小麦粉生地の揚げ菓子。
概要
ヤックァは漢字で「薬果」と書いて、ヤッ(薬、약)は蜂蜜など栄養価の高いものが入っているということ、クァ(果、과)は菓子。草かんむりの「菓」ではなく、果物の「果」で正しい。小麦粉に蜂蜜、ゴマ油などを混ぜて生地を作り、花模様などに形を作り油で揚げて作る。ナツメや松の実などをあしらうこともある。韓国の伝統菓子としては代表的なひとつであり、伝統菓子店、伝統餅店などで販売される。京畿道水原市の郷土菓子でもある。
- その程度はヤックァ
- 韓国語の慣用表現に「그 정도는 약과(その程度はヤックァ)」があり、この場合のヤックァは「たいしたことではないこと」「たやすいこと」を意味する。一説によれば、かつて貴重品だったヤックァを、来客がなんの遠慮もなしに食べたことに対し、そういう厚顔な人物がほかにもあれこれご馳走を要求せず、ヤックァだけで済んだことをむしろよかったと表現したことが転じて、上記の意味となった。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)