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谷城郡(コクソングン、곡성군)は全羅南道の北東部に位置する地域。本ページでは谷城郡の料理、特産品について解説する。
地域概要
谷城郡は全羅南道の北東部に位置する地域。郡の北部は全羅北道の淳昌郡、南原市と接し、東部は全羅南道の求礼郡、南部は順天市、南西部は和順郡、西部は潭陽郡と接する。人口は2万9530人(2019年4月)[1]。小白山脈(ソベクサンメク、소백산맥)の影響を受けて全体に山地が多く、標高764mの通明山(トンミョンサン、통명산)、標高735mの動楽山(トンアクサン、동악산)などが代表的である。北部から東部に向かって蟾津江(ソムジンガン、섬진강)が流れ、これに南部から東部へと流れる宝城江(ポソンガン、보성강)が注ぎ、これら川の周囲が平野部となっている。
郡の中央部から南部にかけては康津湾(カンジンマン、강진만)が深く入り込んでおり、郡全体が逆U字のような形状となっている。郡の北部は丘陵地であり、西部から中央部へは耽津江(タムジンガン、탐진강)が流れて康津湾へと注ぐ。代表的な観光地としては、高麗時代に青磁の生産地として栄えた歴史を伝える高麗青磁博物館(コリョチョンジャパンムルグァン、고려청자박물관)、康津湾の中央に浮かび散策路で結ばれている駕牛島(カウド、가우도)、朝鮮時代に全羅道地域の陸軍を総括した康津全羅兵営城(カンジンチョルラピョンヨンソン、강진전라병영성)などがある。ソウル市から康津郡までのアクセスは、ソウル高速バスターミナルから康津市外バスターミナルまで約5時間の距離。近隣の主要都市である光州市の光州総合バスターミナル(U Square)からは康津市外バスターミナルまでは約1時間20分、全羅南道木浦市の木浦総合バスターミナルからは約50分の距離である。
- 観光への取り組み
- 近年は観光客の誘致に力を入れており、2017年を康津訪問の年としたのに続き、2019年は文化体育観光部(日本の省に相当)より「今年の観光都市」に指定された。
食文化の背景
南部は南海岸でとれた新鮮な魚介が水揚げされる。南東部に位置する馬良港(マリャンハン、마량항)が漁港として有名であり、センソンフェ(刺身/생선회)や、精のつく魚介を盛り込んだフェチュンタン(回春鍋、회춘탕)を味わえる。康津湾では干満差によって広大な干潟が現れ、アサリなどの貝類やムツゴロウがとれる。北部の平野部では農業も盛んであり、これら豊富な食材を利用したハンジョンシク(韓定食/한정식)は地域を代表する名物である。
代表的な料理
- テジプルコギ(豚肉の網焼き/돼지불고기)兵営面
- センソンフェ(刺身/생선회)馬良面
- チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)
- ハンジョンシク(韓定食/한정식)
- フェチュンタン(回春鍋/회춘탕)
代表的な特産品
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2019年4月に初めて谷城郡を訪れた。蟾津江名物のアユ料理がお目当てだったが、出てきたアユの塩焼きには青唐辛子と大量のニンニクが腹に詰められており、そのパンチの効いた調理法に驚いた。アユといえば繊細な香りを楽しむもの、という先入観ゆえにはじめは衝撃のほうが勝ったが、刺激的な味わいと鮮烈な香りは誇張なしにたいへん美味であり、改めて韓国料理と日本料理の違いを学ぶに至った。
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2019年5月6日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)