ヤンコチ(羊肉の串焼き/양꼬치)

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ヤンコチ양꼬치)は、羊肉の串焼き。ヤン()は羊。コチ(꼬치)は串の意。中国語の「羊肉串」からヤンロウチュァン(양로우촨)、または朝鮮族の地域では「串」という意味でチャル()という呼び名も用いられる。串に刺した羊肉に塩、コショウ、粉唐辛子、クミンなどを混ぜたスパイスをまぶして焼く。また同様のスパイスを卓上に用意し、焼けた肉をつけて食べる。羊肉は当初マトンが主流だったが、需要が増えるにつれて現在はラムが多く使用される。

歴史

ヤンコチは中国東北部に住む朝鮮族(朝鮮半島にルーツを持つ中国の少数民族)の料理であり、そのルーツはウイグル料理であるとされる。朝鮮族が多く住む吉林省の延辺朝鮮族自治州において、1990年代に大流行したのをきっかけに、韓国では2000年代前半頃からヤンコチの専門店が増えた。当初は朝鮮族同士によるが身内向けの商売との側面が強かったが、2000年代後半から徐々にその美味しさが知られるようになり、2010年代に入って広く人気を博すようになった。2015年にはコメディアンのチョン・サンフンによる「ヤンコチエンチンタオ(ヤンコチには青島、양꼬치엔 칭따오)」というフレーズが流行語となり、ヤンコチと青島ビールの組み合わせが定番となった。


脚注


外部リンク

制作者関連サイト

関連項目