クジョルパン(宮中式クレープ包み/구절판)
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クジョルパン(구절판)は、宮中式クレープ包み。宮廷料理のひとつで、漢字では九折坂(九折板、九節板、九節坂とする場合もある)と書く。クジョルパンチャンハプ(九折坂饌盒、구절판찬합)と呼ばれる8角形の器に8種類の具を入れ、中央に置いたチョンビョン(小麦粉を水で溶いてクレープ状の薄焼きにしたもの、전병)で具を巻いて食べる。具は陰陽五行思想に基づき、白、青(緑)、黄、黒、赤の食材を配置する。具に用いられるのは、炒めた牛肉、シイタケ、イワタケなどのキノコ類、モヤシ、キュウリ、キキョウの根、、人参などのナムル([[나물])。また卵黄と卵白を別にした錦糸卵([[황백지단])などがあげられる。チョンビョンに好みの具を包み、カラシソースをつけて食べる。宮中料理店や、韓定食店でコースの一品として出されることが多い。またクジョルパンには、松の実、生栗、銀杏、干柿、干肉、らくがん、クルミ、アンズ、チョングァ(果物やショウガ・レンコンなどを蜂蜜や砂糖水で煮詰めた菓子、정과)などを用いたマルンクジョルパン(마른구절판=乾いたクジョルパンの意)もある。
脚注