「東海市の料理」の版間の差分
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== 食文化の背景 == | == 食文化の背景 == |
2020年4月2日 (木) 21:57時点における版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
東海市(トンヘシ、동해시)は江原道の南東部に位置する地域。本ページでは東海市の料理、特産品について解説する。
地域概要
東海市は江原道の南東部に位置する地域。郡の北部は江原道の江陵市と接し、東部は東海岸に面する。南部は三陟市、西部は旌善郡とそれぞれ接する。人口は9万0210人(2020年2月)[1]。市の西部は太白山脈(テベクサンメク)の一角を成す山岳地域で1300~1400m級の山々が連なり、東部は東海岸に面する西高東低の地形である。市の南西部から北西部にかけては主要河川の箭川(チョンチョン、전천)が流れ、東海岸の東海港(トンヘハン、동해항)へと注ぐ。代表的な観光地としては山間部の武陵渓谷(ムルンケゴク、무릉계곡)で川遊びやキャンプを楽しめるほか、海岸沿いには望祥海水浴場(マンサンヘスヨクチャン、망상해수욕장)や湫岩海水浴場(チュアムヘスヨクチャン、추암해수욕장)があって夏場に賑わう。墨湖港(ムコハン、묵호항)、東海港(トンヘハン)というふたつの大きな港があり、鬱陵島行きの航路を持つ墨湖港旅客船ターミナルと、日本やロシアと結ばれる東海港国際旅客ターミナルがあり、東海岸における海の玄関口としての役割を持つ。ソウル市から東海市までのアクセスは、東ソウル総合ターミナルから杵城市外バスターミナルまで高速バスで約2時間50分の距離である。東海港国際旅客ターミナルには鳥取県の境港からDBSクルーズフェリーが週1便運航しており、19時に境港を出発、翌9時30分に東海港へと到着する[2]。
食文化の背景
東海岸に面した地域では、刺身や海鮮料理が発達している。中でも墨湖港などで水揚げされるクサウオ(곰치)は特産品のひとつであり、そのほかにもマダコ(문어)やズワイガニ(대게)などを自慢とする。武陵渓谷一帯ではサンチェピビムパプ(山菜ビビンバ/산채비빔밥)などの山菜料理が人気を博し、北坪民俗市場(プッピョンミンソクシジャン、북편민속시장)にはソモリクッパプ(牛頭部のスープごはん/소머리국밥)、メミルジョン(そば粉のチヂミ/메밀전)、カムジャジョン(ジャガイモのチヂミ/감자전)といった名物料理がある。
代表的な料理
- カムジャジョン(ジャガイモチヂミ/감자전)北坪洞
- コムチクッ(クサウオのスープ/곰치국)墨湖津洞
- テゲチム(蒸しズワイガニ/대게찜)墨湖津洞
- メミルジョン(そば粉のチヂミ/메밀전)北坪洞
- サンチェピビムパプ(山菜ビビンバ/산채비빔밥)三和洞
- ソモリクッパプ(牛頭肉のスープごはん/소머리국밥)北坪洞
代表的な特産品
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- 東海パダコムチクッ(동해바다 곰치국)
- 住所:江原道東海市日出路177(墨湖津洞2-31)
- 住所:강원도 동해시 일출로 177(묵호진동 2-31)
- 電話:033-532-0265
- 料理:コムチクッ
エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2012年8月に初めて東海市を訪れた。早朝から墨湖港に繰り出し、名物のコムチクッを食べたところ、ゼラチン質のぷるぷるした食感と上品な白身の味わい、一緒に煮込まれた古漬けキムチの深い酸味が絶妙にマッチしており、いたく感動したのであった。
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2020年3月30日閲覧
- ↑ DBSクルーズフェリー 、行政安全部ウェブサイト、2020年4月1日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)