「コッチョリ(浅漬けキムチ/겉절이)」の版間の差分
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2017年11月26日 (日) 23:47時点における版
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
コッチョリ(겉절이)は、浅漬けキムチ。コッ(겉)は外側、チョリ(김치)はチョリダ(漬ける、절이다)の名詞形で「~漬け」を意味する。一般的なキムチのように熟成期間を置くことなく、漬けてすぐに食べることから名付けられた。慶尚道方言ではチェレギ(재래기)とも呼ぶ。白菜やサンチュ(상추)などの野菜に薬味ダレを絡めて作ることが多い。白菜のコッチョリは、ペチュコッチョリ(배추겉절이)、サンチュのコッチョリはサンチュコッチョリ(상추겉절이)と呼ぶ。サンチュのコッチョリはキムチというよりも、サラダ風の仕上がりになり、そのさっぱりとした味わいから焼肉店で提供されることが多い。そのほか家庭の常備菜、副菜として作られるほか、飲食店でも副菜のひとつとして提供される。
- チョレギサラダ
- 日本の焼肉店、韓国料理店ではチョレギサラダというメニューを見かけることが多い。このチョレギは、コッチョリの慶尚道方言であるチェレギ(재래기)に由来する。また、同様のサラダをムンチサラダと呼ぶこともあるが、ムンチの語源はムチム(和え物、무침)であり、生野菜と薬味ダレを和えたことに由来する。
- エピソード
- 韓食ペディアの執筆者である八田靖史は、2001年にエバラ食品のテレビCMで「焼肉屋さんのチョレギサラダ」という商品を知り、耳慣れないチョレギという単語について語源を調べた。その結果はメールマガジン「コリアうめーや!!第18号(チョレギに関する緊急論文)」にまとめられており[1]、また後年、ブログ「韓食日記」においても「チョレギサラダの考察。」としてチョレギの語源を紹介した[2]。これらの記事はインターネット上において、チョレギの語源として多くのサイトから引用されている。
脚注
- ↑ コリアうめーや!!第18号(チョレギに関する緊急論文) 、韓食生活、2017年11月22日閲覧
- ↑ チョレギサラダの考察。 、韓食生活、2017年11月22日閲覧